2014年10月21日(火) 12時00分
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「社長、勘弁してください……」 ~「社長の夢」を課せられた『謎解き物語「NAZO」』開発者インタビュー ② ~


サイバード代表取締役社長 堀氏の「長年の夢」を実現するために開発された『謎解き物語「NAZO」』。前回に引き続き担当プロデューサー田島氏に、今回は「社長の夢」を形にする上での苦労について語っていただいた。

 

※前回インタビュー
「社長、勘弁してください……」 ~ 「社長の夢」を課せられた『謎解き物語「NAZO」』開発者インタビュー ① ~

 

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システム設計に 年、物語・ナゾの制作と多言語化に 

 

9-Bitプレス発表会で田島さんは、構想時から社長と喧々諤々やりながら、約 3 年半掛けてようやくリリースすることができたと仰っていました。具体的に「社長の夢」を実現する上で最も苦労した点はどこですか?

 

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▲サイバード 田島一平

田島堀からのオーダーは「世界中がワクワクする宝探しがやりたい」だったんです。

先ほども申し上げたように(※第 1 回インタビュー参照)、根本にあるのは堀が子供の頃に夢中になった宝探しの絵本『Masquerade』(マスカレード)で、「これをスマートフォンアプリでやったらすごいことになるぞ」と(笑)。

それで堀から「この人がいればすごいことができる!」と、今回「月をめぐる物語」の監修をしていただいた松岡正剛さんを紹介されたんですが、松岡さん自身「いったい何の話ですか?」と(笑)。

 

9-Bitものすごくフワッとしたスタートですね(笑)。

 

田島:サイバードのサービスとしてリリースするのだから、当然スマホを使った何かになるんだろうというところは理解していたんです。ただそれを「絵本」とするのか、「懸賞アプリ」とするのか、それとも「ゲーム」とするのか、そこはまったくの白紙でした。

 

9-Bit当初から「ゲーム」というものにするつもりはなかった?

 

田島:サイバードでは社として当時からスマートフォンのネイティブアプリ、それもゲームに向かっていくという流れがありましたが、「NAZO」に関してはネイティブのゲームアプリにするというところもまったく決まっていなかったんです。

ですから可能性がありすぎるというか、「どんなサービスにするか」というところから考えなくてはならなくて。あるのは本当に「世界中がワクワクする宝探しがしたい!」という堀の熱い想い、夢だけで(笑)。

 

9-Bit本当にまったくの白紙状態だったんですね。

 

田島:「物語」があって、そこに「謎」と「ヒント」が隠されていて、かつフリーミアムモデルを採るという現在のシステムを固めるのに、約 2 かかりました。

その間様々なプロットを作り、物語も全然別のものを用意したり。本当に色々試行錯誤をしましたね。

 

9-Bit現在のシステムに決めたきっかけは何ですか?

 

田島:まず、今回シーンイラストを担当していただいた STUDIO 4さんに参加していただいて一気にイメージが広がりました。それと松岡さんから「シアターリーディング」というアイデアをいただけた時です。

 

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9-Bit「シアターリーディング」?

 

田島:劇場型でストーリーを体感してもらう」という考えです。

「NAZO」は「シアターNAZO」という劇場で上映される物語をユーザーの方に体感してもらうというコンセプトになっていますが、劇場って、様々な書き割りを配置することで、何もない一個の空間にいろんな「シーン」を作ることができるんですよね。

何もない「シアターNAZO」にSTUDIO 4℃ さんのイラストを、いわゆるアニメーションではなく書き割りとして配置することで物語を形成していく。それができれば面白いんじゃないかというところから、話が進んでいきました。

 

無理ですよ。勘弁してください(笑)

 

9-Bitいわゆる「脳トレ」とは違う、物語にリンクさせた「ナゾ」の作成はいかがでしたか?

 

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田島:最初、松岡さんに作っていただいたナゾがあるんですが、これがあまりに難しすぎて(笑)。「すみません、答え聞いてもぜんぜん分からないです」みたいな(笑)。

ターゲットユーザーに合わせたナゾの難易度設定も苦労しましたし、何より「ナゾの多言語化」は本当に大変でした。

 

9-Bit現在「NAZO」は日本語・英語・中国語・スペイン語の 4 ヶ国対応になっていますよね。

 

田島:「シアターリーディング」形式の場合ワンシーンでの枠が決まっているわけですけど、同じシーンでもテキスト量って各言語で変わるんです。同じ内容の文章を各言語同じ枠内で収めなければいけない。

 

9-Bit映画の字幕問題に似てますね。

 

田島:それと「謎解き」って、どうしても言語に依存したものになってしまうんです。「日本語だったらこうだよね」みたいな。

ところが今回の「NAZO」は「ワールドワイド」というテーマがあるので特定言語に依存した問題を作ることができないんです。だから共通言語のナゾを作る必要がある。そこがものすごく苦労しました。

 

9-Bitナゾの内容は各言語で分けていないんですか?

 

田島:全部同じです。「月をめぐる物語」に出てくる古代文字も、「エスペラント」っていう「世界語」なども参考にしつつ全部ゼロから考えました。

 

9-Bit本当に社長の「全世界に!」という思いを実現してるんですね。

 

田島:言語は堀と戦ってなんとか 4 言語に収められたんです。堀からは「全言語で行け」と言われて「無理ですよ。勘弁して下さい」って(笑)。

 

9-Bit残念ながら今後言語対応が増えることはないんですね(笑)。

 

田島:もうホント勘弁してください(笑)。

 

9-Bitシステム設計に 2 年かけ、そしてナゾの作成とその多言語化に大変苦労されたとのことですが、そのほかにこだわった部分などはありますか?

 

田島:これはずっと議論し続けたところでもあるんですが、NAZO」の世界観は確立させているので、それを要所要所で壊さないよう気をつけています。

「NAZO」は、まず「シアターNAZO」という劇場が存在する世界観、それに加えて劇場が上映する「物語」の世界観があります。この 2 つは完全に別の世界観で存在しています。

 

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あとは運営からのお知らせなど、非常に現実に近い層があります。この 3 つの異なる世界観を、それぞれ壊さないでどうやってお客様に行き来していただけるか。

これは現状のシステムが理想だとも思っていないですし、ほかのやり方もあるとは思うんですけど、大変気を遣いました。

 

◆次回インタビュー
「社長、勘弁してください……」 ~ 「社長の夢」を課せられた『謎解き物語「NAZO」』開発者インタビュー ③ ~

◆第 1 回インタビューはこちら
「社長、勘弁してください……」 ~ 「社長の夢」を課せられた『謎解き物語「NAZO」』開発者インタビュー ① ~

 

◆『謎解き物語「NAZO」』のダウンロードはこちら

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