2013年05月15日(水) 18時36分
  • REVIEW

20年? こっちゃ70年以上プロだぜ! 人気シリーズ最新作『プロ野球チームをつくろう!』

本日5月15日は日本サッカー界メモリアルのJリーグ20周年。その前日にセガ伝統のフロンティアスピリッツか間の悪さか、ファン待望「やきゅつく」シリーズ最新作『プロ野球チームをつくろう!』がiOSアプリとして正式リリース。

 

 

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9800円の時も結局買いませんでした

 

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「つくろう!」シリーズといえば、『サカつく』に『やきゅつく』と、あのセガサターン時代から続く問答無用のSEGAの看板タイトル。

PS/PS2全盛時代であっても、この2タイトルと『シーマン』をやりたいがためにドリキャス購入を「検討」するユーザーもいたほどで、でもやっぱり他に欲しいソフトがなかった多くのユーザーがドリキャス買わずに「PSでつくろうシリーズ出ねぇかな」と願ったものである。がんばれ湯川専務。

「どうせなら14日に『サカつく』出せばいいのに」という至極もっともな指摘とともに「まあ、やっぱSEGAだし」と妙な納得感を覚える中リリースされた本作は、「経営シミュレーション」としての要素が高いこれまでの「やきゅつく」とは一味違う、よりカードゲーム要素が高いゲームとなっている。

 

コンプライアンス上の重大な件ってどうなりましたっけ

 

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ゲームの基本的な流れは「ミッション」で選手カードやアイテムを獲得し、「合成」でチームの選手たちを強化、「編成」で野手・投手の編成や「チームカラー」の設定を行い、「ペナント」で優勝を目指していくというものになる。

まずはチーム設定。クールビューティなナイス秘書「水島愛」ちゃんの指示に従い自分の球団の「本拠地」「チーム名」「オーナー名」そして自分が応援している「好きなチーム名」を入力する。

筆者が選んだ「本拠地」はもちろんJリーグの理念「地域密着」とガチンコ勝負の首都東京。チーム名は「コンプライアンス」でオーナーは「キヨタケノーラン」。筆者の脳内設定では日系三世のゲーム開発で一発当てた成金。

なんとなく「コンプライアンス」の意味を明らかに間違えていた元GMさんを思い浮かべそうになるが、本チームとの関係は一切ない。「清●の乱」って結局どうなったんだろう。

 

選手集めはミッションから

 

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選手獲得方法は「ミッション」「マル秘スカウト」「選手ガチャ」の3パターンだが、基本は「ミッション」だ。

「ミッション」は球団オーナーであるプレイヤーが12球団の試合を視察し、対戦しているチームのどちらかの選手をランダムで獲得することができるクエストで、144日程の1ステージ構成。1日程は「6試合+オープン戦」となる。

6試合を「視察」するには「行動力」が必要となり、行動力が尽きるまで「視察」して選手を獲得することができる。また最後のオープン戦は自分の球団と任意の1チームが試合を行い、勝利するとボーナス獲得とともに次の日程に進めるようになる。

 

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「マル秘スカウトファイル」はミッション中に発生するイベントで、「スキル」を持った選手獲得チャンスだが獲得するにはスカウトに成功する必要がある。

「ベテランスカウト」は100%獲得できるが課金アイテムの「YC」(やきゅつくコイン)を消費する。「新人スカウト」は課金の必要はないが、スカウトに失敗する可能性があるので要注意だ。

 

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ミッション中に発見する「ライバル球団」は、まあ「クエスト中に遭遇したBOSS」と考えておけばいい。倒すことで「選手ガチャ」が引ける「SP」「EP」といったポイントやアイテムを獲得できる。また実在の球団以外にも「レア球団」が存在し、豪華アイテム獲得のチャンスとなる。

 

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選手を集めたら今度は「合成」。合成には選手をレベルアップさせる「通常合成」にレベル上限値を上げる「上限進化」、選手のレアリティを上げる「特殊進化」の3つある。基本は「通常合成」となり、ミッション中カードはドンドン手に入るので、余っているカードは合成素材としてスタメン選手を強化していこう。

 

綿密なデータに基づいたオーダー編成を

 

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続いてオーダー編成。チームは25人の選手で構成し、投手、野手、打順をそれぞれ設定する。このチームが「ペナント」や「ライバル球団」と戦っていくのだ。試合中は「投げる」「打つ」といったアクション操作は一切なく、編成したオーダー陣を信頼して見守るだけなので、編成に手抜かりがないようにしよう。

 

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選手データは昨シーズンの成績を基にパラメータ化されており、緻密なオーダーを組むことが可能だが、編成に困っても「おすすめ編成」でオーダーを組める。またオーダーによっては強敵を倒すうえで重要な「チームカラー」が発生し、試合中に発動するとチームにボーナス効果が付与される。

 

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「分析」ではチーム戦力を投手・野手別にレーダーチャート化してくれるので、弱点を見極め、該当する選手たちを「合成」で強化していくことができる。こうして自分だけのリアルドリームチームを作っていくのだ。

 

カードゲームとしての戦略性と、リアルなペナント体験

 

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ここまでの一連の流れは、ソーシャルゲームのカードバトル物などに慣れ親しんだユーザーならお馴染みだろう。やることは「クエストとガチャでレア度の高いカード集めて強化してデッキ編成する」というものと全く同じだ。

しかし「ソーシャルカードゲーム」と侮るなかれ、昨今のカードゲームの戦略性の高さをものの見事に本作では取り入れている。さらにただのカードゲームでは味わえない興奮がこのゲームでは得られる。他プレイヤーとの対戦「ペナント」だ。

 

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もちろんソーシャルゲームにおいて他プレイヤーとの対戦機能など極めて一般的な機能。しかし本作の「ペナント」は、1週間単位で、プロ野球の1シーズンをリアルに再現しているのだ。

144試合のペナントレースにポストシーズンまでを、すべて実在のプロ野球選手の、実写のカードを使って戦っていく。

自分だけのドリームチームで、リアルなリーグ戦を戦っていくという臨場感あふれる体験は、他のソーシャルゲームでは味わえないレベルだ。

リーグ戦は「ルーキーリーグ」「通常リーグ」「プレミアリーグ」の3種類あり、それぞれ6チーム×2リーグ(AリーグとBリーグ)制となっている。また各リーグごとにレベルがあり、優勝から3位までのチームは、次週から所属するリーグレベルが1アップする。

自分のチームと能力の近いチーム同士のリーグわけとなるため、自然と対戦は白熱したものになるだろう。

 

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他にも交流戦や、MVP・個人タイトルに加え、リーグ優勝することで本拠地の街が発展するといった「つくろう」シリーズお馴染みの要素などなど、1年中遊び倒すことができる本作は、プロ野球の魅力がたっぷりと凝縮されている。

野球人気の低下が叫ばれ今じゃすっかり地上波で中継しなくなったプロ野球。それでもWBCの注目度などを例に挙げるまでもなく、まだまだその魅力は色あせず、特に今シーズンはブランコ選手が王貞治氏のシーズンホームラン記録55本を抜くハイペースでホームランを量産するなど、むしろ「野球の面白さ」が増すばかり。

子供のころから野球一筋で甲子園にも出場したことがあるなんて本格派な方はもちろん、野球の魅力に触れてみたい方、野球は詳しくないけど戦略性の高いゲームを求めている方、キヨタケノーランの無念を晴らしたいなんて方までおススメの一本だ。

 

タイトル プロ野球チームをつくろう![本格プロ野球シミュレーションゲーム]
開発 SEGA CORPORATION
ジャンル プロ野球経営シミュレーション
掲載時価格 無料
公式サイト プロ野球チームをつくろう!(野球つく) | 基本無料のスマホゲームアプリ

 

 

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