2013年05月13日(月) 14時10分
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[レジェンドアプリシリーズ Vol.1] 日本伝統の知的カードゲーム入門として最適!『必殺!大江戸花札』

「花札」というと「彼氏にしたくない男の趣味」などというブルシット☆ランキングの常連「ギャンブル」を連想しがちだが、そんな浅薄なイメージでしか語れない女どもに知的ゲームとして真っ向勝負を挑む『必殺!大江戸花札』をご紹介。

 

 

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花札の代表的なタイマン勝負

 

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さて、このゲームは「こいこい」という、12季節×4種類=48種類の札を使って高い役を作っていく、花札の中でも代表的なタイマン勝負のゲームとなっている。

最初に親決めしてから48種類の札を混ぜる。それから「場」に8枚札を表にして並べ(場札)、親子にはそれぞれに8枚ずつ裏にして「手札」を配る。残りの札は「山札」として場に伏せておく。

 

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この状態で、親から順番に以下のルーティンを行っていく。

1.自分の「手札」の中から一枚「場」に捨てる。この時に、自分の捨てた札と同じ種類(同じ月もしくは植物)の札が「場札」にある場合は、それを捨てた札を一緒に「取り札」として取ることができる。同じ種類の札がない場合捨てた札は「場札」に加えられる。

2.山札を一枚めくって場に出す。山札から出した札も、同じ種類の札が場札にあれば、自分の取り札としてとることができる。

こうして札をとっていき、取り札で役を作っていくのだ。

 

「こい」するか否かの醍醐味

 

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考え方はポーカーと非常に似ているが、「こいこい」ならではの独自ルールも存在する。まず、基本的に「こいこい」ではどちらか先に「役」を作ったほうが勝ちなのだ。

どんな低い役であっても、先に役を作ってしまえば、プレイヤーはそのゲームを終了して役の得点を相手からもらえる。

しかし、仮に役ができてもゲームを止めずにそのまま継続することも可能なのだ。ゲームを継続する場合の呼称が「こい」で、これが競技の名称にもなっている。

ではなぜそのゲームで勝てるチャンスを見逃して継続する必要があるのか。それは継続して新たな役ができた場合、得点が上乗せされるからである。

 

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花札ではローカルルールが数多く存在するが、本作ではそれぞれ20文(得点)持ちの3回勝負となっている。3回のうち2回勝てばいいというのではなく、最終的に相手よりも高い文をもっていれば勝ちなのだ。つまり仮に1回しか勝てなくても、差し引きで相手の持ち点を上回る役で上がれれば勝てるため、高得点が狙える「こい」は大きなメリットを得られるのだ。しかも7点以上は倍の得点として計算される。

一方で、「こい」をしてゲーム継続した場合、自分のほうで新たな役を作れないでいるうちに、相手に役を作られあがられると、本作では得点倍返しという大きな失点を招いてしまう。

自分の手札、取り札、場札の状況から、さらに役を作ることができるか否かを判断し高得点を狙うか、あるいはとりあえず上がっておくか。この「こい」をすべきか否かの駆け引きが、「こいこい」最大の醍醐味である。

 

初心者向けのナビも充実

 

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このゲームではストーリーモードとなる「物語」とCPUと自由に対戦する「自由勝負」とがあるが、いずれも難易度や勝負回数などを自由に設定することができる。

またやはり初心者にとってネックになるのが「役」の種類だが、ゲーム中に役のリーチがかかると、画面上でアイコンが表示され、あと一枚でどんな役が完成するのか知らせてくれる。

さらに手札と場札で同じ種類の札がある場合もアイコンで示してくれるなど、花札そのものが初めてというユーザーにとっても入りやすい設計で、まさに初心者入門としては最適の一本だろう。

花札というと「背中にお絵かきをした人たちが熱中するいけないお遊戯」などと偏見を持っている方もおられるだろうが、日本発祥の歴史ある知的カードゲームであり、大人から子供まで楽しめる高いゲーム性を誇るマインドスポーツ(頭脳スポーツ)なので、ご興味を持たれた方は是非ともお試しを。

 

タイトル 必殺!大江戸花札
開発 株式会社リイカ
ジャンル カードゲーム
掲載時価格 170円
公式サイト liica – 株式会社リイカ

 

 

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