2014年05月28日(水) 20時37分
  • REVIEW

GREE のくせして生意気だ!? 色々「惜しい」が思わず「やるじゃん」と膝打つ “ランアクション&ドラマティックRPG” 『消滅都市』


「ランアクション」と「バトルRPG」 2 つのゲームシステムを組み合わせ、さらに「消滅した都市」を舞台にしたSFサスペンスの「物語」も取り入れた、色々「惜しい」が思わず「やるじゃん」と膝を打つ『消滅都市』をご紹介。

 

消滅都市

 

「脱・ぽちぽちゲー」は本当か? グリー新スタジオ「Wright Flyer Studios」第1弾タイトル『消滅都市』

 

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グリーの新スタジオ「Wright Flyer Studios」第一弾タイトルで、「ランアクション」と7色の “スフィア” を集め攻撃する「バトルRPG」を組み合わせ、さらに突如 “ロスト” してしまった都市を巡る「ストーリー」も展開するドラマティックランアクションRPG の本作。

「『ウ●ンドランナー』と『パズ●ラ』のパクリじゃねえか」なんて口さがない方々もおられるだろうが、「じゃあお前らパ●ドラが完全オリジナルだとでも思ってんのかよ」なんて不毛な起源説議論を仕掛けたところで詮無いこと。

問題は “パクパク” と美味しい所を “オマージュ” したこのアプリが面白いかどうかであって、いや、これがなかなかどうして面白い。

 

◆スマホアプリ『消滅都市』チュートリアルプレイ動画

 

タップとスワイプのみで「チェイン」をつなげていくアクション性と、バトル時の派手な演出に GREE でもリリースされた『すばらしきこのせかい』を思わせるようなサウンドいずれもプレイしていて気持ちいいし、ユニット強化や属性効果で強敵を撃破していくお馴染みのバトルシステムはハズレのない面白さを味わえる。

特にこのゲームでは、レーン上に並んだひとかたまりのスフィアを連続で取り「チェイン」を繋げていくことが攻略のポイントで、これが単に「距離」を稼ぐだけのランアクションよりもさらにアクション性を高めている。

 

消滅都市

 

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またユーザーのモチベーションを維持してくれるのが、3 年前に突然消滅してしまった都市「ロスト」の謎を巡るストーリー。

どうしても単調になりがちなこの手のゲームにおいて、「ロスト」の原因を知る父を救おうとする 「謎の少女・ユキ」(CV:花澤香菜)と、彼女を「ロスト」に連れていく「プロの運び屋・タクヤ」(CV:杉田智和)を中心に進んでいく物語が、プレイヤーを飽きさせずゲーム世界に引き込んでくれる。

 

消滅都市

 

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徐々に明らかになっていく「ロスト」事件の真相と、ユキがタクヤに隠す「真実」など、そのストーリー性には思わずの●太に悪態つくス●夫のように「グリーのくせ…」と口走ってしまう人もいるだろう。

まあ正直ゲームシステムだけでなくキャラ、「みんな大好き☆中二病ワード」満載な世界観など、「ものすごいどっかで見た感」がズボンのチャックの如く全開よろしくなのは否めないが、それでも「所詮グリーのゲームだろ?」などとバカにしたもんじゃないクオリティ。

先日「脱・ぽちぽちゲーム」宣言なんて、まるで元県知事並のなんとなくクリスタルな発言をしたグリーだが、その意気込みは伊達ではないと十分感じられる一本となっている。

 

『消滅都市』攻略ポイントは「チェイン」をつなげていくアクション

 

消滅都市

 

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ゲームの基本はランアクション。左から右に向かって強制スクロールしていくステージに複数並ぶレーン上で、タクヤとユキを乗せオートランするスクーターをタップと下へのスワイプで操作。

タップ1回でジャンプで、空中にいるタイミングでもう一度タップすると二段ジャンプ。下にスワイプすると下のレーンに移動する。

 

消滅都市

 

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これだけなら普通のランアクションだが、このゲームの目的はステージに出現する敵を撃破すること。

レーン上に並んだ 7 色のエネルギーボール「スフィア」を集めていくと、画面下に表示された編成ユニットのゲージが上昇。マックスになるとその色のユニットが敵を攻撃する。画面上部に表示された敵アイコンの下に伸びるゲージがマックスになると、敵が攻撃を仕掛けてくる。

要は「『ウ●ンドランナー』と『パズ●ラ』のパクリじゃねえか」システムで、ステージでは 3 体から 5 体程度の敵が出現し、すべての敵を撃破すればステージクリア。画面上部のユキと敵アイコンの横に伸びるゲージがHPゲージで、自分のHPはユニットの総HP。自分のHPがゼロになればゲームオーバーとなる。

 

消滅都市

 

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『消滅都市』の攻略ポイントは、ランアクション中にいかに「チェイン」をつなげていくか。チェインはレーン上に表示されたひとつなぎのスフィアを全て取ると発生し、その都度攻撃力がアップしていく。さらに10チェインを達成すると「フィーバー」モードに突入する。

 

消滅都市

 

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 フィーバーモードは「火・水・木・光・闇・虹(全色)・ハート(体力回復)」の7色のスフィアが大量に出現するモードで、その間敵からの攻撃を一切受けず、一気に各ユニットの攻撃ゲージを上げていくことができる。

各ユニットにはスキルが割り振られ、スキル発生カウントは攻撃ゲージをフルにするごとに減っていくため、攻撃力をあげるだけでなく、スキル攻撃を発動するうえでもチェインが重要になってくる。

道中で出現する様々なトラップにぶつかると、HPだけでなくチェイン数も一気にダウン。トラップに注意しながらチェインをつなげていくアクション性がこのゲームの魅力の一つ。

この辺は実際のプレイ動画を確認していただいた方が理解は早いだろう。

 

◆スマホアプリ『消滅都市』プレイ動画 

 

スフィアはちょうど 10 チェイン を達成できるように配置されている箇所が多々あり、そこを狙ってタップ、フリック操作し狙い通りにスフィアを獲得したときは実に爽快。

サウンド、演出ともにプレイヤーの気分を盛り上げてくれるし、よくあるランアクションではなかなか味わえないアクション性が気持ちいい。

もちろん道中では様々なパワーアップアイテムも存在。この辺はランアクションの魅力をきちんと取り入れている。

 

消滅都市

 

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属性の相性や強化・進化方法、ガチャなどなどはパズドラその他アプリと全く同じソシャゲシステム。初めてプレイするような方でも難しくないだろう。

 

脱・ぽちぽちゲーム 『消滅都市』 頑張っているが色々「惜しい」部分が多すぎる

 

消滅都市

 

基本的には「面白い」と言って差支えのないレベルの本作だが、正直色々と「惜しい」と思わざるを得ない点がいくつか、というか「かなり」存在するというのも事実。

まず操作性。このゲームは下スワイプで下のレーンに移動するが、スワイプしようとしても先にタッチ判定されてしまうことがかなり多く、プレイヤーが意図せぬジャンプでミスしてしまうことがあるのだ。

プレイヤーの判断ミスや操作ミスならともかく、「ポンコツ」な操作システムのおかげでせっかく貯めたチェインが台無しになるのはかなりのストレス。別ボタンを用意するか、もう少し長押し判定を加えるなどの改善が望まれる。

 

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ゲームの推進力となる物語についても、クリアしたストーリーをまとめて読めるような機能がないし、敵キャラ、自ユニットのキャラ付けがどちらかというと「バカゲー」テイストなものが多く、シリアスな雰囲気を見せるメインストーリーの「リアリティライン」を全く考慮していないのがどうにも白ける。

また、これはターゲットユーザーの問題もあるだろうが、個人的にはステージ構成やスピードなどもっとアクション要素も高めて欲しかった。正直現状のステージ構成だと単調さが否めず、ストーリー的に盛り上がりがなければ飽きは早く来るかもしれない。

ユニット編成の一括機能がない、ヘルプがないなど気が利かないシステム周りも目に付くし、特徴あるサウンドも 3 つ 4 つを使い回し。アイデアは悪くないし、面白いと思える要素があるだけにキャラ立て、ゲームシステムなど「もうちょっとちゃんと作れよ」と言いたくなってしまう。

 

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ただ、繰り返すが「面白い」といって差支えのない本作。

世界観などについては好みが分かれるかもしれないが、十分「遊べる」タイトルで、むしろアップデート次第では「化ける」かもしれないとさえ個人的には思っている。

「平行世界」や「シュレディンガーの猫」などのワードを聞くと邪気眼が疼いてしまうというタイプの方はもちろん、カジュアルなランアクションをお探しの方、よくあるスマホRPG のバトルシステムに飽きた方などにもおススメできる一本だ。

 

タイトル 消滅都市
開発 Wright Flyer Studios
ジャンル ドラマティックランアクションRPG
掲載時価格 無料
公式サイト 消滅都市 公式サイト

 

 

 

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