2014年01月28日(火) 16時16分
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「スーパーライト」だけども「しっかり DQM」 ゲームバランス含めちゃんとDQM エッセンスを楽しめるシリーズ最新作『ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト』


言わずと知れた国民的 RPG 「ドラクエ」シリーズの外伝的作品で累計 700 万本以上の売上げを誇る「ドラクエモンスターズ」のスマホ向け完全新作『ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト』をご紹介。

 

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「超チャラいDQN」とは一味違う「スーパーライトなDQM」

 

 

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「ドラクエモンスターズ」(DQM)シリーズ最新作が「スーパーライト」と銘打たれスマホでリリースされると聞いて「一人娘がスーパー☆ライト(超☆軽薄)な DQN とデキ婚する」かのような怒りを覚えたオールドファンも、実際にプレイしてみたら「案外チャラ男がイイ奴だった」みたいな好印象を覚えるモンスター育成 RPG の本作。

数々の名作が、まるで高校デビューしたてのチャラ男並に薄っぺらい「ソシャゲ」として台無しにされたのと同じことになるのではと心配するファンも多かっただろうが、このゲームについては鳥山明、すぎやまこういちが生み出す「ドラクエ」ど真ん中な世界観で「やりこみ」要素と「ソシャゲよりは難しい」ゲームバランスをもった「DQM」 にちゃんと仕上がっている。

 

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もちろんスタミナ制で 1 ゲージ回復に 10 分、コレクション要素もガチャ重視という「ソシャゲスタイル」は、時間を気にせずどっぷりやりこみたいファンからしてみれば、好きな女の子が鼻をかんだ後にティッシュの中身確認してるのを目撃するくらいに興ざめもいいとこなのは否定しない。

 

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しかしドラクエの、鳥山明デザインの魅力的なモンスターを育成、進化させていく魅力はそのままに、割と回復がシビアなゲームバランスなど、考えなしでは序盤でも全滅しかねない適度な難易度がプレイヤーをぐいぐいとゲームに引き込んでくれる。

「テリーのワンダーランド」以来 DQM シリーズを欠かさずプレイしてきたファンはもちろん、自分の娘が DQN と結婚してめでたくキラキラ☆ネームの孫まで出来た往年のゲーマーまで、「スマホ」で「スタミナ制」という「スーパーライト」なチャラい外見に惑わされず、まずは無課金でお試しプレイしてみてはとおススメできる一本となっている。

 

ソシャゲよりはちゃんと難しい「スーパーライト」

 

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ゲームはスタミナ消費型ダンジョンクエストで、自分のモンスター 5 体 + サポートとして他ユーザーのリーダー 1 体、最大 6 体のパーティでマップから任意のダンジョンを選択し、「スタミナ」を消費して「冒険」に出発。サポートモンスターはパーティ内で一番低いモンスターのレベルに調整される。

各ダンジョンには「ドラゴン系のみで攻略」「サポート含め2体のみで攻略」といった「ミッション」が用意されていて、ミッションクリアでモンスターや「ゴールド」などの報酬がもらえる。

俯瞰視点のダンジョン内はフリック移動で「調べる」などのアクションはタッチで実行。モンスターのいる部屋に入ると強制的にバトル開始となる。

画面下のマップにはモンスターシンボルは表示されないが、移動時のフリック操作を途中で止めることで先の部屋の「チラ見」が可能なため、ルート次第ではその部屋を避けて通ることもできる。

 

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バトルは「たたかう」「ぼうぎょ」「とくぎ」「どうぐ」に「みんながんばれ」「ガンガンいこうぜ」などの「AI」コマンドなど、「にげる」がない以外はまんまドラクエのターン制コマンドバトル。

通常攻撃なら敵をタッチしても OK と操作方法は至ってカジュアルだが、ゲームバランス的には「ソシャゲよりは難しい」レベルで、ソシャゲのようなカジュアルさをイメージしてると痛い目に遭う。

特に「やくそう」など回復アイテムはダンジョンで拾う以外に獲得手段がなく、ダンジョンをクリアするとアイテムは自動で売却されるので、回復アイテムのストックができないのが特徴。

まあ言っても「スゲー簡単な RPG レベル」でしかないが、「ホイミ」のMPも高めのため、考えなしの「ぽちぽち」プレイでは序盤でも全滅するかもしれない程度の難易度は持っている。

バトルで倒したモンスターは時折仲間として獲得することができるが、パーティが全滅しダンジョン攻略に失敗すると獲得したモンスターもリセットされてしまう。

 

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ダンジョンボスを撃破するとダンジョンクリア。報酬として道中で仲間になったモンスターや「ミッション」クリア報酬、経験値が手に入る。経験値に応じてプレイヤーレベルが上がっていくほか、パーティメンバーのモンスターたちもそれぞれレベルアップしていく。

獲得したモンスターはもちろんパーティに組み込む以外に「気合伝授」で合成してレベルアップすることができる。同じ「とくぎ」を持っているもの同士で「気合伝授」すると稀に特技レベルが上がるなど、まあこの辺は「パズドラ」だと思っていればOK。さらに同じモンスター同士を「パワーアップ」合成させることでモンスターの ☆(ランク)を上げることもできる。

 

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「転生」可能なモンスターを最大レベルまで強化すると「転生用モンスター」を使って「モンスター転生」(進化)させることができるというのもスマホアプリじゃ毎度おなじみだが、転生用モンスターには「とくぎ」を持っているものが存在。それを素材とすると持っている「とくぎ」を引き継ぐことができる。

どんな「とくぎ」を持ったモンスターに転生させるかはプレイヤー次第。「攻撃」「回復」「補助」などの役割を考えながら自分だけのモンスターを育てるという DQM ならではの魅力はスマホになっても健在だ。

 

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そしてもう一つ特徴的なのが「まほうの地図」という、モンスターをランダムに獲得できるガチャ。実は「まほうの地図」を獲得した後、「まほうの地図で冒険」をして中で待ち構えるモンスターを倒さなければ仲間にすることはできないのだ。もちろんまほうの地図への冒険は、クリアしたり地図を売ったりしない限り何度でも挑戦することができる。

さらにまほうの地図は強化素材として活用することもできる。地図を持っている状態で「旅に出す」を実行すると、手持ちのモンスターの中から一体を地図の中で旅をさせ経験値を獲得させることができる。不要な地図を手に入れたら仲間のレベルアップに活用させていこう。

 

課金は若干ヘビーな「スーパーライト」 お前らの課金、待ってるぜ!

 

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その他ゴールドや特定種のモンスターなどが手に入る「特別クエスト」や、今後アップデート予定の「闘技場」など、いかにもソシャゲライクで「スーパーライト」なナリをしているものの、 DQM のエッセンスをきちんと残しながらコンシューマーファンにも配慮したゲームバランスにするなど、間違いなく「よくできている」と評価できる本作。

「コレクション」要素は「スーパーライト」どころか「重課金兵上等☆」の覚悟がほとんど必須だし、スタミナの回復時間が 1 ゲージ 10 分という「お前らの課金、待ってるぜ!」な姿勢はどうしたって興が醒めるが、それらを差し引いても「ちゃんと遊べる」出来に仕上がっているのは流石ドラクエ。

DQM シリーズとなればコンシューマーだろうがガラケーだろうがスマホだろうが無条件で愛せる懐の深いファンの方はもちろんのこと、見た目のチャラさで誤解されがちだけど実は誰よりも心優しい高校デビュー組の皆様にもおススメの一本だ。

 

タイトル ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト
開発 SQUARE ENIX INC
ジャンル モンスター育成 RPG
掲載時価格 無料
公式サイト ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト 公式プロモーションサイト | SQUARE ENIX

 

 

 

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