2013年11月15日(金) 21時26分
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ネコミミ☆モードで~す♥(平均年齢 50 歳) 一体どんなニーズを狙っているんだ型シミュレーションバトル『おやじねこ横丁〜本格商店街おこしシュミレーションバトル〜』


猫耳姿のおっさんとおばちゃんが縄張り争いをするという、ロマンスグレー好きで熟女好き、かつ猫耳好きなケモナーという狭すぎるニーズに果敢に挑んだ『おやじねこ横丁〜本格商店街おこしシュミレーションバトル〜』をご紹介。

 

 

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ふえぇぇぇかわいいにゃー( 40 歳 独身男性 彼女なし)

 

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猫耳つけたおやじたちの商店街「おやじねこ横丁」復興のため、猫耳つけたおばはん集団「おばはんねこ銀座」との壮絶な縄張り争いに挑むという、日当りのいい場所に猫よけ用ペットボトル 1000 本並べて街ごと燃やしてしまえばいいんじゃないかと保健所に提案したくなる街おこし型シミュレーションバトルとなる本作。

 

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おばはんねこから縄張りを奪い返し、店を増やして横丁の活気を取り戻すことが目的となるこのゲームは、コスプレでは飽き足らず口にするのは「にゃー」だけという、現代が生んだセーフティーネット「キモかわいい」にすら引っかからない「本気で可哀想」なおやじねこを集めていくことで、若いコ受けを狙って猫画像に「かわいいにゃーん☆」とかコメントしてるオッサンたちの末路がいかに悲劇的であるかをビビットに描き出す一本となっている。

 

結婚したけりゃ猫耳を取れ

 

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ゲームは「スカウト」で仲間を増やしたら「店舗」で働かせて「テンション」をあげ、「バトル」でおばはんねこに勝利して縄張りを拡張していくことが基本。が、まずはナビゲーター役の「マスター」の指示に従い、「横丁の名前」「町内会長」「くちぐせ」を決める。

ちなみに筆者は横丁名「ハゲ歴15年」 口癖は「それでも結婚は諦めない」というハートウォーミングなものに。猫耳つけたおっさんが結婚願望有りの独身とか考えると涙も止まりません。横丁名は「オプション」から、くちぐせと町内会長は「ステータス」からそれぞれ変更可能となっている。

 

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横丁名と会長を決めたら、次は一緒に戦う仲間のスカウト。凛々しいツラしてしっかり「ネコミミ☆モード」という「普通に変質者」な 4人のスカウトマンに依頼することで、それ以上に「サイコ☆」なおやじどもを発見し、スカウトすることができる。

発見するヘンタイの種類とスカウトの成功可否はスカウトマンの腕次第。当然課金アイテムの「小判」が必要なスカウトマンほど優秀だが、クリア報酬などで「小判」が手に入るので、無課金でも希少価値の高いヘンタイを手に入れることができるだろう。

 

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おやじたちを確保したら、通報したい気持ちをぐっとこらえて「店舗」で働かせる必要がある。おばはんねことの「バトル」に挑むには、まず「テンション」をためる必要があるからだ。

店舗では「仕入」を行い、時間経過で商品を「販売」することでテンションが上昇。商品が売切れたらまた「仕入」れて「販売」を繰り返していく。さらにバトルに参加できるのは町内会長、他ユーザーの「助っ人」と、店舗で働いているおやじねこだけ。つまり働かせないとバトルを行えないし、仲間にしてもバトルに参加できない。

店舗は「サービス」「飲食」「小売り」「エンタメ」の4種類。縄張りを拡張することで店舗数を増やしていく。おやじねこにはそれぞれ得意分野があり、その店で働かせることでゲーム内コイン「ゼニー」の収益やおやじねこ個別のテンションを効率的にあげることができる。特にテンションはバトルの攻撃力にも反映するので、得意分野の店で働かせることがポイント。

 

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テンションがたまったら、いよいよパンチの効いたおばちゃんパーマ(パンチパーマ)や毒カエルみたいなゴキゲンなカラーリングでキメたおばちゃんたちとの「なわばりバトル」を開始。

バトルには町内会長、他ユーザーの助っ人、そして店舗で働くおやじねこたちで挑み、基本オート進行となるが、自動攻撃だけでは間違いなく敗れるだろう。何より重要なのはコマンド攻撃だ。

バトル中は画面下でマスターがエネルギーゲージを終始ため続けてくれていて、必要な数値がたまったら「爆弾」攻撃や「金だらい」攻撃などのコマンドボタンが押せるようになる。

序盤は「爆弾」攻撃を数回撃つのがやっとなスピードだが、ステータスメニュー内の「バトルステータス」から、マスターのレベルを上げてゲージ速度を上げることができる。

 

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バトルに勝利すると新しい店舗の建設予定地を奪還するだけでなく、攻撃によりおばはんねこがドロップした「メニューポイント」や小判、ゼニーも獲得できる。メニューポイントは店舗をレベルアップする際に必要なアイテムとなる。

バトルは「なわばりバトル」の他に、一度倒したおばはんねこがリベンジにやってくる「おばはんねこクロニクル」に「イベントバトル」の3つ。

基本は「なわばりバトル」に勝利して縄張りを拡張し、店舗数を増やして変態どものユートピア「おやじねこ横丁」の活気を取り戻していくことになるが、おばはんねこクロニクルでは勝利することでおばはんの「へそくり」を奪うことができ、イベントバトルでは期間限定のスペシャルバトルに挑戦することができる。

 

優しくしてやるよ…(吐息多め)

 

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またこのゲームでは、仲間にしたおやじねこ同士を掛け合わせて新しいおやじねこを生み出すという、腐女子の皆様でもご遠慮したくなるような OL(おやじラヴ)配合システムを搭載。

「配合屋」のおやじねこがなぜか「マワシつけたお姉系」(背番号は 69 )というのも、これまた腐女子に対する小粋な宣戦布告。「お前らに本物の『やおい』を教えてやる」という開発者の強い意気込みが感じられます。配合時に吐息などのボイスを入れなかったのは精いっぱいの倫理観か。

 

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もちろんおやじねこのコレクション要素だってあり、集めたおやじねこを端末の壁紙にすることも可能。おやじねこのコンプリート率その他もろもろを他のユーザーと競える「世界横丁ランキング」など、シミレーションバトルとしてだけでなく、コレクションゲーム、ソーシャルゲームとしても楽しめる。

「生理的に無理」というビジュアル面での致命的な欠点以外の不満点としては、ヘルプやナビゲートシステムなどが若干不親切で、「やりづらい」「ちょっと良くわからない」と感じる部分が少なからずあるところか。またバグや不安定な挙動を見せることも多少ある。

が、トータルで見ればカジュアルゲームとしては非常に完成度が高い。「なぜゲーム世界でまで汚らしいおやじを見なきゃいけないのか」という、このアプリの宿命的欠陥が気にならない方なら、間違いなく気軽に気長に楽しめるアプリだろう。

スマホならではのカジュアルなシミュレーション、コレクションゲームを楽しみたい方はもちろんのこと、忘年会でネコミミ☆モードになって実はまんざらでもなかった部長職以上の方、おやじねこのカップリング論争をしたい手遅れ過ぎる腐女子の方などにもおススメの一本だ。

 

タイトル おやじねこ横丁〜本格商店街おこしシュミレーションバトル〜
開発 NinjaDrive
ジャンル シミュレーション
掲載時価格 無料
公式サイト おやじねこ横丁公式サイト

 

 

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