2013年11月14日(木) 20時55分
  • REVIEW

「モバゲー」だって、本気だしゃこんくらいはヤッたるぜ フル 3D を活かしたバトル演出が「本物」のソーシャル RPG 『死神メサイア』

コンシューマー開発実績のあるサイバーコネクトツーと「みんな大好き」モバゲーの DeNA が協力しこれまでの「ソシャゲ」とは比較にならないハイクオリティバトル演出を作り上げたソーシャル RPG 『死神メサイア』をご紹介。

 

 

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モバゲーのことは嫌いでも、私のことは嫌いにならないでください

 

 

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人間のカルマを暴走させる邪悪な「悪魔」と、そのカルマを断ち斬り悪魔を狩ることで人間を守る「死神」が戦う世界で死神となったプレイヤーが、夢破れ絶望の淵にある少女たちの心の隙間に入り込む悪魔たちとの戦いに挑む「ペルソナ」シリーズを彷彿とさせるようなスタイリッシュファンタジーソーシャル RPG となる本作。

まあどんなに「それっぽい」世界観を説明しても、画面に浮かぶ Mobage ロゴを見ただけで「モバゲーかよ」と、まるで街中でバキュームカーの作業現場に遭遇したみたいに「虫唾☆全力疾走」な表情を浮かべる方もおられるだろうが、このゲームのバトル演出は「本当に」コンシューマーレベルといっても過言ではない。

 

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コンシューマータイトルの開発実績を持つサイバーコネクトツーと協力して作り上げたフル 3D バトル演出のすばらしさは、これまでの「音が出るブラウザゲー」でしかなかった「ソシャゲ」の域をはるかに超えるもので、しかもそれが「ぽちぽち」だけのカジュアル操作で実現。

普段ネット上で「任天堂の倒し方wwww モバゲー終了wwww」なんて発作をよく起こす「コアユーザー」な皆様から、お子さんが Mobage 印のゲームを遊んでいるだけで害虫を追い払うかのごとく「そんなのやっちゃいけません!」とスマホを取り上げるお母さままで、幅広いユーザーが気軽に、本気で楽しめる「ソシャゲ」となっている。

 

フル 3D だからこそ実現したバトル演出

 

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ゲームシステム自体は末筆でお祈りされちゃうメール並にまんまテンプレの「ぽちぽちソシャゲ」 キャラセレクト画面で 6 人のキャラから好きなキャラクターと武器を選択し、「スタミナ」を消費しながら「クエスト」に挑んでいく。キャラ、武器の初期パラメータに差はないので、設定や外見、キャラボイスなどからお好みで選んで OK。

 

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クエストは「少女の魂を悪魔から救う」というストーリー仕立てになっていて、話数表示のステージを「進む」ボタンを「ぽちぽち」と押して進行。一マス進むごとにスタミナが消費され、吹き出しが表示されているマスではストーリーが進み、「クリスタル」が表示されているマスでは「タロット」を獲得することができる。

 

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エンカウントするとデッキにセットした 6 枚の「タロット」と、ゲストメンバーに加えた他プレイヤーのリーダータロット 1 枚の能力を使って悪魔とのバトルが開始。プレイヤー HP は 6 枚のタロットの総 HP。攻撃力はタロットの上に表示された数字。

画面タップするごとに左から順にタロットの力を吸収して攻撃。「無」「火」「水」「風」の属性効果も存在し、タロットがスキルを所持している場合は一定確率で攻撃力アップ、HP回復などのスキルを発動。ターン制限はなく、敵を倒すか、自分のHPがなくなるまで 6 枚のカードを延々回してバトルしていく。

 

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また一定確率でゲストプレイヤーとの「ツインアタック」も発動。そのすべてがフル 3D を活かしたアクティブな攻撃エフェクトとなっていて、さらにゲームの世界観にマッチしたサウンド演出。これまでの「ソシャゲ」ではありえないコンシューマー並のリッチさで、「ぽちぽち」だけで十分「ゲーム」として楽しむことができる。

ステージボスを倒し最後までたどり着いたらステージクリア。新しいタロットが手に入り、デッキ編成や合成、進化でさらにタロットを強化していくという、この辺は犯人が東尋坊で自白し始める「火サス」並にお馴染みの流れ。タロットは「召喚」ガチャでも手に入る。

 

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まあ何といってもこのゲームのキモは攻撃演出。中でも最も力を入れているのが、ストーリークエストとは別に用意されている「アビスバトル」だ。

アビスバトルは通常クエストのボス撃破で手に入る「アビスチケット」を消費して「素材」を手に入れることができるバトル。基本は通常バトルと同じだが、敵の攻撃をタイミングよくタップしてガードしカウンター攻撃を放つ「ガードアタック」や、「バーストゲージ」をマックスにすることで発動する必殺技「バーストアタック」など、豪快ド派手な攻撃を繰り出すことができる。

 

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特にバーストアタックのド迫力演出はフル 3D ならでは。本当に下手なコンシューマータイトルに勝るとも劣らないレベルの「ぽちぽちソシャゲ」となっている。

アビスバトルに勝利すると、一定期間スワイプで敵から「素材」を奪うことができ、奪った素材で武器の強化、新しい武器の作成が可能となる。実はこのゲーム、タロットの強化もさることながら、武器の強化こそがものすごく重要。

 

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武器強化で攻撃に補正効果が付与されるという部分も大きいが、それ以上に「攻撃回数」が上がっていくところがポイント。「攻撃回数」は1回のターンでプレイヤーが攻撃する回数を示していて、攻撃回数が 2 回になると、 1 ターンにつき 2 枚のタロットを消費し敵を攻撃。

要は攻撃回数が多いほど 1 ターンあたりの攻撃力が上がるのだが、単にパラメータが上がるというだけでなく、演出にも反映され、「自分が強くなっていく」という手ごたえを感じることができるのも大きな魅力だ。

 

面倒くさいぽちぽちゲーって、まあ斬新だけども

 

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DeNA とサイバーコネクトツーが協力し、渾身の力を込めことがひしひしと伝わる注目タイトル。実際クオリティは相当に高いのだが、筆者の正直な感想は「ものすごく惜しい」 確かにバトル演出は素晴らしいが、せっかくのフル 3D なのに通常クエストではカメラワークがほとんどなく、結局「ぽちぽち」的単調さを覚えてしまう。

また「ぽちぽち」進行の際、吹き出しのマス目ごとにキャラが会話をしてストーリーが進むというシステムは、はっきり言って鬱陶しいだけ。クエストはバトルオンリーで、ストーリーパートは一枚絵でもいいから別イベントとしてやればストーリーも楽しめるのに、クエストと一緒にしたことで「ぽちぽちが鬱陶しくてメンドクセー」システムになってしまっているのが何とも。まあある意味画期的ではあるけれど。

 

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では「惜しい」から「面白くないか」といえば、もちろんそんなことはない。アビスバトルのド派手演出はもちろん、通常クエストでも武器を強化していくことで、どんどん自分のキャラが強くなっていくことを体感できるのは単純に楽しいし、美麗なカードイラストのコレクションや、「中二病的スタイリッシュ」な世界観が好きな人ならそれだけでお釣りがくるくらいだろう。

「モバゲーだから」なんてくだらない偏見だったら余裕でイスカンダルの彼方に吹っ飛ばすクオリティをもっているし、 iOS 版はサービスインしたばかりで、Android 版も対応機種を増やしている最中。イベントクエストなど、まだまだバージョンアップも期待できる。

「ペルソナ」シリーズのような世界観を持ったファンタジー RPG を楽しみたい方や、コンシューマー並のド派手な演出をカジュアルゲームで気軽に楽しみたい方はもちろんのこと、「モバゲーwwww」なんて思考停止な批判しながらモバマスで課金したことのある方などにもおススメの一本だ。

 

タイトル 死神メサイア
開発 CyberConnect2 Co.,Ltd.
ジャンル RPG
掲載時価格 無料
公式サイト 死神メサイア | サイバーコネクトツー

 

 

 

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