2013年10月23日(水) 19時24分
  • REVIEW

正義は悪から生まれ出る…。ダークナイトよ、ゴッサム・シティの闇に羽ばたけ。 最高にカッコよすぎる「いいから黙ってプレイしろボケ」型格闘アクション『バットマン:アーカム・ビギンズ』

ゴッサム・シティの「闇の騎士」として黒く輝くバットスーツに身を包み、街のゴロツキどもとシンプル操作でガチンコのド突き合いを繰り広げる「カッコよすぎて悶絶」型アクション『バットマン:アーカム・ビギンズ』をご紹介。

 

 

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「バットマン 農協牛乳」でググれば出てきます

 

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言わずと知れたアメコミヒーロー「バットマン」を、「ダークナイト トリロジー」(ビギンズ/ダークナイト/ダークナイト ライジング)のリアル路線を受け継ぐ世界観の中で操り、ゴッサム・シティの悪党どもをぶちのめしていくフル 3D アクションとなる本作。

この手の海外アプリをプレイすると毎回のように痛感させられるが、キャラクターグラフィックやアクションなどは哀しいかな「日本メーカーじゃ絶対無理よね」ってくらいのハイクオリティ。日本人が 100 M でボルトに勝つのと、このクオリティのアプリ出すのとどっちが先かってレベルですごいのなんの。

 

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それになんといっても世界観が、「バットマン」がとにかくカッコ良すぎて失禁もの。「ダークナイト」を劇場で 3 回見た挙句 DVD を購入し、さらに IMAX での再上映も鑑賞した筆者からすると、もうこのカッコよさを堪能できるってだけで「ごたごた言わずにプレイしろ!」と周囲に勧めたくなってしまう。

正直日本での「バットマン人気」は知名度の割には全然で、未だにバットマンと聞くと「農協牛乳でしょ!」と嬉々としてプリンスの『BATDANCE』の空耳ネタを持ち出すオッサンどもがかなり多い。確かにあれ「農協牛乳」にしか聞こえねえんだけども。

しかしそんなタモリ倶楽部ファンの方も、実際にプレイしてみればそのクオリティの高さに鼻から牛乳吹き出すこと間違いなし。グラフィック、アクション性だけでなく、システム面でも直感的で質の高いカジュアル操作で、誰でもいとも簡単に悪党どもと白熱のガチンコ勝負を繰り広げることが可能。

ファンのみならず、普段ゲームをやらないタモリさんのような方にも「いいともが終わって時間ができたらやってみてください」とおススメできる一本となっている。

 

基本動作は「攻撃」「防御」「特殊攻撃」「スタンス切り替え」の4つ

 

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ゲーム進行はスマホの Free to Play では基本システムとなったスタミナ制クエストタイプ。マップからまずエリアを選択し、各エリア内の「バットシグナル」で示されたミッションを、スタミナを消費して挑んでいくという流れ。

ミッションごとの難易度、報酬、消費スタミナはミッションスタート前に確認することができる。

 

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ミッション進行はバトルオンリーで、バットマンと殺し屋、ギャング共とのタイマン勝負。敵を倒すと次の敵が登場し、すべての敵をタイマンでぶちのめしたらミッションクリア。

登場する敵の残りの数は画面右上の敵のアイコンの数で示され、画面上部に伸びるゲージがバットマンと敵のHPだ。まあこのフォーマットは、『Infinity blade』などをプレイしたユーザーならすぐに理解できるだろう。

 

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ゲームの基本動作は「攻撃」「防御」「特殊攻撃」「スタンス切り替え」の 4 つで、いずれも「タップ」「スワイプ」のみで行える。

攻撃は、画面一回タップで通常攻撃。 3 回連続タップで 3 連続攻撃の「コンボ」を繰り出す。防御は画面を二本指で長押しするか、画面左下にある「シールド・ボタン」長押しすれば OK だ。

 

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敵を攻撃していくと、画面下に3つ並ぶボタンの内、中央の「特殊攻撃ボタン」のゲージが上がっていく。フルゲージとなると「特殊攻撃ボタン」を押せるようになり、タップで「特殊攻撃」を繰り出すことができる。

そしてこのゲームで非常に重要なのが「スタンス」の切り替えだ。スタンスは「アサルトスタンス」と「ガードスタンス」の 2 種類存在し、簡単に言えば「攻撃モード」と「防御モード」

攻撃重視のアサルトスタンスでは、攻撃力がアップする分防御力が下がり、ガードスタンスはその逆。「スタンス」の切り替えを行うのが、3つ並ぶボタンの一番右にある「スタンス・ボタン」だ。

 

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さらに、スタンスにより使える特殊攻撃も変わってくる。敵に強力な一撃を喰らわす「高まる正義」はアサルトスタンスでないと使用できないし、体力を回復する「ヘルスブースター」はガードスタンスでないと使用できない。特殊攻撃のゲージは、それぞれのスタンスの時にしか上昇しないのも特徴だ。

またアサルトスタンス時の特殊攻撃では、一定時間内に画面上で指示される方向に素早くスワイプしてパーセンテージを上げていく必要がある。

パーセンテージが低いと敵にブロックされてしまい効果的な攻撃とならないのだ。さらに敵との間合いも存在し、距離が遠すぎると空振りしてしまうので注意が必要だ。

 

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またコンボを決めたり敵の必殺攻撃が発動するとスローモーションになり、スワイプ操作でより強力な攻撃を炸裂させたり、敵の必殺攻撃をタップでかわすことができる。

そのほかにも敵の攻撃で気絶、いわゆる「ピヨリ状態」に入った場合のタップ連打など、基本の4動作以外にも様々なギミックアクションが用意され、「バトルするだけ」という単調になりがちなシステムにきちんと工夫を加えているから、飽きずに何度でもプレイできるようになっている。

 

攻略の基本は「3連コンボ+ガードスタンス」

 

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非常にリアルな世界観を持ちながら、普段ゲームをしないような方でも気軽に遊べる操作性をもったこのゲームだが、そうはいってもただの「ガチャガチャプレイ」では、実はクリアできない程度の難易度は持っている。

ひたすら連続タップで攻撃しているだけでは、難易度3以上のミッションでは簡単にやられてしまうだろう。コンティニューは可能だが、当然課金アイテムが必要。課金に抵抗がなければ問題ないが、無課金で行きたいならば、スタンスの切り替えが重要。基本は「アサルトスタンスで3連コンボ+ガードスタンスでのガード」だ。

 

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特に敵が紅い光を放ってから繰り出す「レイジ」攻撃は非常に強烈で、アサルトスタンスの場合ガードをしていても相当HPを削られる。序盤は先制攻撃ができるので、まず画面を素早く3連タップしてコンボを喰らわせ、攻撃が終わったら素早くガードスタンスに切り替えてガードをしよう。

ガードで敵の攻撃をきっちり防御したら、今度は素早くアサルトスタンスに切り替えて3連コンボ。終わったらスタンスを切り替え…、というのを基本ルーティンで繰り返しながら、隙を見て特殊攻撃での強攻撃、回復を行っていけば、課金せずとも勝ち進めるはずだ。

 

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もちろんキャラクターのアップグレードも非常に重要。ミッションクリアで獲得したコインで能力の高い「バットスーツ」の購入や、スタンスや特殊攻撃の能力をアップさせることができる。

特にバットスーツは効果テキメン。現バージョンでは「ロング・ハロウィーン」スーツが18,000 コインで購入できるが、「アサルト3連コンボ+ガードスタンス防御」の基本を守れば、スキルアップしながらでも無課金で十分貯まる額だ。まあかっちょいいから課金しても全然惜しくないけど。

不満点を挙げるならば、ストーリー性が全くと言っていいほどないこと。基本はバトルを繰り返すだけなので、やはり単調さを覚えるのは否定できない。

本作は、日本では12月5日にコンシューマー機で発売予定の『バットマン:アーカム・ビギンズ』のアプリ版で、一応その設定を追ってはいるが、物語的な展開が全くないのがやはり残念。あとはスマホならではの操作性に、コンシューマーユーザーはストレスを感じることがあるだろう。

しかしとにもかくにも世界観、グラフィックがかっこよすぎ。えらいカジュアルな操作性なのに、基本的なゲームテクニックも必要となる実にやりごたえのある格闘アクション。スマホのこの手のゲームとしては間違いなく最高峰だ。

「3回? 俺はダークナイトを劇場で10回以上見てDVDとブルーレイも買ったぜ!」なんて AKB ファンの事をバカにできないくらいのバットマンファンの方はもちろんのこと、『Infinity blade』のようなアクションゲームをやりこみたい方などにも本気でおススメの一本だ。

ちなみにコンシューマー版のバットマンシリーズも最高です。ご興味ある方はAmazon などで是非。

 

タイトル バットマン:アーカム・ビギンズ
開発 Warner Bros.
ジャンル アクション
掲載時価格 無料
公式サイト BATMAN: ARKHAM ORIGINS – WarnerBros.com – Videogames

 

 

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