2013年10月12日(土) 11時10分
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「わかってる」人が作るから面白い! まんまパズドラだけど、競馬ファンのロマンほとばしる最高の競馬パズル『パズルダービー』

パズドラをパクパクと美味しくオマージュした 3 マッチパズルながら、臨場感たっぷりのレースシーンがド迫力、競馬ファンなら絶対見たかった実名の名馬たちの「夢の対決」が楽しめる競馬版パズドラ『パズルダービー』をご紹介。

 

 

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臨場感たっぷりにドリームレースが実現!

 

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自分の「ホースチーム」を作ってパズルで馬の能力を引き出しレースでの勝利を目指すという「まんまパズドラ」なシステムに思わず「パク…」と口走りそうになるも、臨場感あふれるレースに「差せぇ!!」とついつい毎週末のように絶叫してしまう魅力を秘めた「競馬版パズドラ」の本作。

基本スタイルはパズドラで、属性を持った実名の名馬たちでパーティを組み、各レースを3マッチパズルで勝利していくという流れ。本当にシステムだけ見れば目新しさは全くないが、とにかく「競馬をわかってる」演出素晴らしい。

 

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たとえば春のダート最強馬決定戦ともいえる地方競馬の祭典「帝王賞」の出走メンバーは夢の競演。

砂の女王であり非運の名牝でもある「ホクトベガ」に、最強のダート逃げ馬「スマートファルコン」、日本競馬史上最多の G1 9勝を誇る「ヴァーミリアン」と、競馬ファンなら「コレ見たかってん!!」と思わず笑ってしまうほど興奮してしまう名馬たちのドリームマッチがいとも簡単に実現。

G1馬以外にも実名で遠慮なしに勢ぞろいするから、自分の好きな馬で伝説の名馬たちに挑むことができる。実名馬を使えるというメリットを活かしきった競馬ファン必見のアプリで、毎週末 JRA 銀行に積み立ててるけどなぜかお金はおろせない貯蓄上手な皆様にピッタリの一本となっている。

 

「わかってる」演出がとにかくニクイ

 

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基本的な流れは本当にパズドラ。

「ホース」メニューからコスト範囲内でデッキ編成し、「レース」メニューから「出走pt」を消費してレースに挑むというもの。レース名の上に表示されている「ラウンド」は、レース内で挑むパズルバトルの回数。要は敵にエンカウントする回数だと思っておけばいい。つまりはパズドラだ。

冷蔵庫でしなびた野菜みたいにみずみずしさももぎたて感もないこのゲームは、しかし競馬ファンの心をくすぐる「ニクイ」演出が素晴らしい。たとえばステージ名が「天才ジョッキーの栄光」で、レース名が「きらさぎ賞 ’98」や「日本ダービー ’98」ときたら、長年の競馬ファンならすぐに気付くはずだ。

「競馬界の七不思議」と言われ、そのうち「武豊はダービーを勝てない」とまで揶揄された天才ジョッキーが、「スペシャルウィーク」という相棒とともについに日本ダービーの栄誉に輝いたあの98年。

そこから史上初の2年連続ダービー制覇、2013年までに5回勝利という偉業を成し遂げる武豊が、初めてダービージョッキーの称号を戴冠したあのレースがステージとなり、プレイヤーは98年のダービーで勝利を目指すことができるのだ。当然ステージのラスボスは…。

 

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レースではラウンドごとに自分のホースチームに挑んでくる馬たちと、同色ブロックを縦横に3つ以上並べて消すお馴染み3マッチパズルでレースバトルをしていくことになる。ブロックの動かし方や、各馬にスキルがあるというのもパズドラとおんなじ。

ただ消したブロックに隣接する同色ブロックも一緒になくなる、10個以上消すと全ブロックを消滅させる特殊ブロックが出現するなど、パズドラよりもさらに簡単な3マッチになっている。

ブロックを消すと、同属性の自分の馬がスピードアップしライバルホースのスタミナ減少。スタミナをゼロにするとレースから振り落とすことができる。ライバルホース馬名の横にある数字が敵の残ターン数で、敵からの攻撃で自分のスタミナがゼロになればその時点でゲームオーバーだ。

 

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まあ要は属性なども含めて「まんまパズドラ」ってことなのだが、ここでも素晴らしいのはレース演出。多彩なカメラワークと迫力のサウンドで描き出されるレースシーンは臨場感たっぷりで、競馬場はもちろん登場するライバルホースだって該当レースに本当に出走していた馬ばかり。

「セイウンスカイ」「ボールドエンペラー」など、オールドファンなら名前を聞くだけで懐かしい気持ちにさせてくれるあの馬たちがすべて実名で登場。

 

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そして待ってましたとばかりに登場する「ラスボス」は、武豊をダービージョッキーとした ’98年のダービー馬「スペシャルウィーク」 これで盛り上がらない不感症な競馬ファンなどどこにもいないだろう。

実名の名馬たちをふんだんに使いながら、史実ではありえない夢のレースをカジュアルな3マッチパズルで堪能できる。競馬ファンの心をくすぐりまくる見事な演出で、その「わかってる」作り込みは本当に脱帽ものだ。

 

「トレーニング合成」の調教演出は欲しかったなぁ

 

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ステージクリア報酬や「ガチャ」で新しい馬を手に入れ、「トレーニング合成」で馬の強化をしていくというものお馴染みの流れ。この辺は説明不要だろう。

まあ強いて言うなら、これほど競馬的演出に拘っているアプリなのだから、「トレーニング合成」では坂路調教みたいな演出が欲しかったところ。

しかしそんな不満も些細なもの。馬に限らず実名のものを使ってリアリティを増すというアプリは、まあ正直珍しくもなんともないが、このアプリが素晴らしいのは、自分が必死になって(馬券片手に)応援していた数々の名馬たちが使えるというだけでなく、「思い出のレース」も存分に、かつ気軽に楽しめるというところだ。

競馬ゲームファンの方はもちろん、競馬にはちょっと興味はあるんだけどなかなかやる機会がないなんて二の足踏んでる方、交通費まで突っ込んだ結果競馬場から家まで歩いて帰った経験が5回じゃすまないなんて方にもおススメの一本だ。

 

タイトル パズルダービー
開発 NET DREAMERS CO., LTD
ジャンル パズル RPG
掲載時価格 無料
公式サイト パズルダービー公式サイト

 

 

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