2013年09月30日(月) 22時04分
  • REVIEW

パズドラを超えるブームを巻き起こせるか?! ガンホー期待の新作は「クール」かつ「スタイリッシュ」なスピードパネルRPG『ディバインゲート』

中二病患者が思いついたような「クール」な設定と、青山近辺に憧れる八王子の中学生がこじらせたようなFMラジオ的「スタイリッシュ」な世界観が「恥ずかしいくらい魅力的」なガンホー期待の新作『ディバインゲート』をご紹介。

 

 

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開かれた扉の、その先へ

 

 

聖なる扉「ディバインゲート」が開かれた世界で、「真実」を巡り様々な思いを抱く6人の少年少女が「開かれた扉の、その先」を追い求め戦うという、封印したはずの「中二病ノート」の片隅にびっしり書かれているような熱い設定をもつパネルアクション型ダンジョンRPGとなる本作。

「パズドラ」の大ヒットで日本ゲーム業界において一大ブランドとなったガンホーがリリースする完全新作スマホアプリということで、サービス開始前からかなり期待され、先日開催されたTGS 2013 でのトークイベントでも多くの来場者の注目を集めた本作最大の特徴は、前作よりもはるかにスピーディーなバトルシステムだ。

 

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手札に配られた各属性のパネルの中から、5秒以内に同属性のパネルを場札に2枚以上重ねて攻撃していくパネルアクションは、一瞬の判断力と素早く正確なフリック操作が求められ、ヒットを重ねていく爽快感はパズドラに勝るとも劣らない。

 

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またTGS 2013 のトークイベントで思わず「お前らクールスタイリッシュ村の住人かよ」と古いツッコミをしたくなるほど連呼された「クール」で「スタイリッシュ」なキャラクター、ゲーム内演出、BGMも、言うだけはある力の入れよう。

特にキャラクターに関しては相当に力を入れているようで、「二番煎じとは言わせねえ」という気合がひしひしと伝わってくる。

ゲーム性、世界観など、ターゲットとしてはパズドラよりも完全に「男子中高生」向けとなっているが、だからこそパズドラでは味わえなかった「カッコよさ」を満喫できる一本となっている。

 

パネルを重ねる爽快スピーディバトル

 

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ゲームのベーシックなシステムはパズドラをはじめとしたスマホアプリ全般とほぼ同じ。「Quest」メニューから行動力の「STAMINA」を消費してダンジョン探索に挑み、エンカウントする敵とバトルを繰り広げていくという流れ。

まずプレイヤーは炎属性の「アカネ」、水属性の「アオト」、風属性の「ミドリ」という「実に想像力豊か」な「名は体を表す」ネーミングセンスをもった3人のキャラクターから好きなユニットをリーダーとして選択。

さらに自分のデッキ上で4体のユニットをセットし、プラス他ユーザーのリーダーユニットを加えた最大5人パーティでダンジョンに挑んでいくことになる。

 

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ダンジョンでの目的は、パネルの中から鍵を手に入れ、上部の扉にたどり着いたらボスとバトルし勝利すること。ダンジョンフィールドにはパネルが敷き詰められていて、プレイヤーはチェスの駒のようなユニットアイコンを一マスずつタップで移動させパネルをめくっていく。

移動には「SP」を1つ消費する必要があり、画面左に5つ並ぶ、4等分された四角形がSPゲージ。バトルに負けてもゲームオーバーだが、扉にたどり着く前にSPゲージがゼロになるとHPが減少していき、HPがゼロになればその時点で攻略失敗だ。

パネル上の「星」や「鍵」のアイコンはパネルの中身をナビゲートしていて、鍵パネルの中には鍵が、星パネルの下にはアイテムや敵が隠されている。星はその数と色により中身の出現量と危険度を示し、ビックリマークは何が出るかわからないパネルで、敵だった場合は強敵の可能性が大。

 

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敵パネルと遭遇したらバトル開始。バトルはまず手札が5枚配られ、その中から同色のパネルを上段の枠に5秒以内にセットしていく。各枠は最大5つまでパネルをセットすることができ、同色パネルを2つ以上セットできればパーティメンバーの「ノーマルスキル」攻撃を発動することができる。

パネルは一枚ずつドラッグしてセットしてもOKだが、同色カードをスライド操作で一気にまとめてセットするのが効率的。

一枚でも上段の枠にセットしてしまうとそのタイミングでカウントダウンが始まるが、セット前であれば何秒かけてもOKで「手札の並び替え」もできるので、たとえば「赤・青・赤・緑・青」という手札をドラッグ操作で「赤・赤・青・青・緑」とセットしやすく準備しておくのもポイントとなる。

 

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各キャラのスキルはキャラアイコンをタップすることで確認が可能。基本は「2枚重ね」で単体攻撃。「5枚重ね」で全体攻撃だ。「ハートパネル」を重ねれば回復ができる。またターン経過で使えるようになる「アクティブスキル」に、ボーナス効果が付与される「リーダースキル」も存在する。

5秒経過でそれまでに重ねたパネルを使って攻撃。攻撃数(HAND)に応じて「Nice」や「Excellent」といった評価とともに攻撃力が0.25倍ずつ増加、9コンボで3倍にもなる。

敵の攻撃は、敵アイコンの下に「NEXT」として表示されている残ターン数が0になったタイミングで開始。ユニットの総HPとなるHPゲージがゼロになったらゲームオーバーだ。

敵アイコンをタップでターゲティング、長押しで属性などの詳細を確認できるので、残ターン数の少ない敵を、苦手な属性で攻撃していこう。まあこの辺の基本的なインターフェースはパズドラとそう大差ないと思っていてOKだ。

 

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鍵を手に入れ扉にたどり着いたらいよいよボス戦。戦い方は同じで、勝利することでアイテムやコインを獲得。また、クエストクリア後にはパネルがすべてオープンになり、このステージでどんなアイテムが手に入るのかを確認することができる。

欲しいアイテムを手に入れていなかった場合、課金アイテムの「チップ」を一枚消費する必要はあるが、「リトライ」で最初からやり直すことができる。チップはクエスト報酬などでも手に入るので、余裕がある場合はリトライにもチャレンジしてみよう。

 

より重要になる「仲間」との連携

 

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バトル以外にも特徴的なのがユニットの合成システム。

スマホアプリでお馴染みの合成システムは、ベースキャラに対し素材用のキャラを消費してレベルアップするのが基本。本作もその部分は同じなのだが、それプラスで「フレンド」が必要になるのだ。

強化合成で選ぶフレンドは、ベースキャラと同じ属性、種族の場合「フレンドボーナス」として経験値が数多くもらえる。さらに自分のフレンド以外にも、チップを消費して選択可能な「プレミアムフレンド」もある。

 

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ユニットを進化させる場合は、ベースキャラと進化用素材、フレンドのパーティで「進化クエスト」に挑み、ボスに勝利しなければならない。また各属性共に「進化可能な曜日」が決められているのも特徴だ。

 

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まあ正直なところ、ゲームシステム的には「パズドラの亜種」という印象はぬぐいきれないが、それはパズドラの完成度の高さを考慮すればやむを得ないことだし、第一パズドラの亜種を作ってはいけないという法はどこにもない。「クール」かつ「スタイリッシュ」なキャラ、世界観はパズドラにはなかった要素のため、これらに惹かれた方は文句なしに楽しめるだろう。

筆者自身はこの手の「アーバンを狙いすぎて逆にカッペっぽくなるFMラジオ的なノリ」を目の当たりにすると、「こういうのは中学までに卒業しておいてほしい」と辟易するのだが、本作は明確に中高生を狙い打っている。ターゲット層とゲーム世界観はドンピシャといえる。

ゲームシステムは似たようなものでも、『シュタインズ・ゲート』や「数千万部を超える大人気ファンタジー漫画」とのコラボなど、女性層を取り込み一大ブームを巻き起こした「パズドラ」とは異なるアプローチでどこまでヒットさせることができるのか。

もちろんそんなメンドーなことはどうでもよくて、「パズドラみたいなゲームでスピード感のある爽快なアクションパズルをやってみたい」という方にはピッタリ。パズドラファンはもちろんのこと、パズドラの亜種で一儲けした開発者の皆様や、J-Waveを聴くことにステータスを感じてしまう方にもおススメの一本だ。

 

タイトル ディバインゲート
開発 GungHoOnlineEntertainment
ジャンル パネルアクションRPG
掲載時価格 無料
公式サイト ディバインゲート(ディバゲ)公式サイト – パネルRPG

 

 

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