2013年09月29日(日) 12時00分
  • REVIEW

ダークだけど、あったかい。 優しくてちょっぴり怖い、絵本のような光と影の謎解きアクションパズル『くまとホタルと暗闇の城【やみくま|アクションパズルゲーム|Penumbear】』


真っ暗なお城の中を、ふっかふかのクマさんがホタルの光に照らされながら色んな仕掛けを「ヤッ」と解いてずんずん進む謎解きアクション『くまとホタルと暗闇の城【やみくま|アクションパズルゲーム|Penumbear】』をご紹介。

 

 

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ほんのり優しくて、ちょっぴり怖くて、割かしムズイ

 

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暗闇の中、一人ぼっちで目を覚ましたくまさんがホタルの優しい光に導かれ、いろんな仕掛けが待ち受ける得体の知れぬ城の中をずんずん進んで出口を目指す謎解きアクションゲームとなる本作。

まあキャプション画像を見ていただければ一目瞭然、まるで絵本の世界のように、優しくて、可愛くて、ちょっぴりダークな雰囲気がとにかく気持ちいい本作は、世界観はもちろん謎解きアクションとしてもクオリティが素晴らしい。

 

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フランスのデベロッパー Bulkypix 社がリリースした『Penumbear』の日本語版となる本作は、日本語対応がおざなりになりがちなこれまでの海外製アプリとは異なり完全日本語対応。闇の中に生まれたくま、「やみくま」がジャンプするときなど幼い声で「ヤッ」と掛け声を出すのもものすごく可愛らしい。

日本語対応しているからこそ、謎解きパズルアクションとしての高いゲーム性だけでなく、「暗闇のお城の中を、光と影を操って探索する」という実にロマンティックな世界観までをも心ゆくまで堪能できる。

 

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これまで「ゲーム性とか雰囲気はよさげだけど、日本語じゃないからちょっと…」と海外製アプリを敬遠しがちだった皆様でも、謎解きパズルアクション、可愛い系ダークファンタジーの両方を安心して楽しめる一本となっている。

 

滝クリも感心する行き届きまくりのおもてなしナビシステム

 

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基本ルールはいたってシンプル。やみくまを操作して、暗闇に包まれた各部屋の仕掛けを「ライト」で解き明かしていき、鍵となる「青白いホタル」を捕まえて出口の扉を開けるというもの。

足場のない場所に落下したり、モンスターや鋭利な障害物にぶつかったりすれば1発NG。時間制限はなし。画面右上に表示されている残機数がゼロになればゲームオーバーで、残機数は時間経過で回復する。

まあ基本はマリオだと思っておけばOK。ステージは100以上にもおよび、謎解きだけでなくアクション性も割と高めとなっている。

 

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ただそうは言っても決して難しいゲームではなく、基本操作だって画面見ればひと目でわかるシンプルなもの。画面左下にある左右の矢印キーで移動、右下の大きな丸がジャンプボタン。矢印キー二回押しでダッシュし、ジャンプボタン二回押しで二段ジャンプができる。「ファミコンの国」に住む日本人ならほとんどお馴染みの操作だろう。

また各ステージには壁画で操作方法や謎解きについての簡単なヒントが描かれていて、これを見るだけでも「なんとなく」操作方法はわかるようになっている。

 

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ジャンプボタンの上に4つ並ぶ小さな丸は「ライトボタン」で、やみくまは「ライト」を使うことで、ステージ内に「光と影の道」を作り出すことができるのだが、このゲームではその「ライト」が使えるポイントもナビゲートしてくれるのだ。

やみくまがライト操作可能な場所に来たら、ライトボタンが自動で点灯する。点灯したライトボタンをタップすると、くまさんから光の玉がランプや電球に向かって発射され、それにより明かりが灯されたり、逆に明かりを消して影を生み出すことができる。

 

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光あるところに影。影が行く手を阻むのであれば、全てを闇に包めばいい。道なき谷間に橋をかけたいのであれば、光を当てて陰影を生み出せばいい。ライトボタンが点灯したら、とりあえずタップして、どんな光と影の道が生み出されるのか確認してみよう。

ステージ内のランプや電球は、それぞれ4つのボタンいずれかに連動していて、連動したボタンでなければ操作することはできない。どの位置で明かりを灯し、どの位置のランプを消すのか。ステージを進めていくうちにそのパズル性はどんどん上がっていく。

 

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さらにライトだけでなく、やみくまと一緒についてきてくれるナビゲートのホタルが途中でヒントや危険をつぶやいてくれるという至れり尽せりの親切設計。

それでも「わかんねーよ」という方向けに、100%日本語のヘルプがデカデカと表示されるおまけ付き。滝クリなんか余裕で霞む「行き届きまくりのおもてなし」システムのおかげで、謎解きアクションが苦手という方でも楽しめるようになっている。

 

隠れた仲間を助け出そう

 

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操作方法だけでなく、ステージ内の謎のヒントまでナビゲートしてくれるとなると、さすがに「簡単すぎないかい?」と疑問に思う方もおられるだろう。実際、アクション性は高いものの、ステージクリアを目指すだけならこのゲームはそこまで難易度は高くない。

だが各ステージには「隠れた仲間」たちが存在し、その「ボーナスクマ」を全員みつけようと思ったら、とたんに難易度は急上昇する。

 

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わずかしかない足場をジャンプで辿り、時には壁を通り抜けて仲間たちが隠れた部屋を探し出さなければならず、スマホ特有の「凹凸のないバーチャルパッド」の操作しにくさも 手伝って全員を見つけるのは本当に至難の業。

 

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それでも数多くの仲間を探し出せば、100以上も存在するステージをスキップしてすすめることが可能で、さらに「特別な色のホタル」を見つけ「秘密の扉」を開けると「金色に輝く仲間」を手に入れることができる。

アクションゲームに自信のあるユーザーは是非とも単なるステージクリアではなく、ボーナスクマのコンプリートを目指して欲しい。

 

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そしてすべての試練を乗り越えた時に迎える結末は…。残念ながら筆者もまだを全ステージクリアできていないが、やみくまの身にどんなことが起こるのか、是非とも確認してみたい。

可愛らしいダークファンタジーの世界観、高いアクション性を兼ね備えた謎解きパズルのゲーム性、いずれも非常に高い完成度で、無料でここまで遊ばせてくれるアプリというのはなかなかないといっていい本作だが、ユーザーレビューで気になる内容のものがあったのでそれについて。

まず「全面広告を消せないので遊べない」というもの。これは複数のユーザーが指摘しているが、筆者がプレイした iPhone 4s (ios 6.1.3)では一度も発生せず、全面広告は表示されるものの、閉じるボタンで消すことが可能だった。

また「頻繁に落ちる」という挙動も2日間で一度も発生せず。これらは端末やOSのバージョンにより発生している可能性があるので、サポートバージョンを確認しておいたほうがいいだろう。

それと「時間経過でもライフ回復ができない。結局課金が必要」というものは、iOSのGameCenterにログインしていないことで発生していると思われる。あとは日時を手動設定で変更しているか…。本作はアプリをバッググラウンドで起動していれば体力回復するので、常時トップで起動する必要も課金の必要もないはずだ。

世界観が気に入った方や謎解きアクションゲームが大好きと言う方はもちろん、秋の夜長に雰囲気たっぷりのダークファンタジーを絵本のように楽しみたいという方にもオススメの一本だ。

 

タイトル くまとホタルと暗闇の城【やみくま|アクションパズルゲーム|Penumbear】
開発 Adways Interactive
ジャンル アクション
掲載時価格 無料
公式サイト Adways Interactive

 

 

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