2013年09月24日(火) 13時15分

【TGS 2013】 結局、今年のゲームショウでスマホアプリは熱かったのか?

19日から開催された東京ゲームショウ 2013(TGS 2013)が22日に閉幕した。今年はスマホに特化したコーナーが新設された他、大手からもビッグタイトルが出展リストに名を連ねたが、果たしてスマホアプリは「熱かった」のだろうか。

 

TGS2013_MainVisual

 

スマホアプリに関しては「期待外れ」感が否めなかった大手ゲームメーカー

 

capcom_03

 

スマホアプリに力を入れていたメーカーとして筆頭に挙げられるのはカプコン。

コンシューマーゲームとしてもビッグタイトルである「モンハン」シリーズ最新作『モンスターハンタースマート』と、完全新規タイトルとなる『CROSS×BEATS』をプレイアブル出展。

リリースされたばかりの『オトレンジャー』もブースを独立させて出展するなど、今年の TGS  においてもっともスマホアプリに力を入れていた。

 

tgs_sumaho_02

tgs_sumaho_01

 

また今年はコンシューマータイトルがメインとなっていたものの、ガンホー・オンラインエンターテイメントも、完全新規タイトルとなる『ディバインゲート』のトークイベントにて、デモプレイやAndroid版のリリース予定日などを発表し、ファンの注目を大いに集めた。

しかしそれ以外の大手メーカーは、今年の TGS においてはコンシューマータイトルがメインであり、「スマホアプリは期待外れ」という印象が非常に強い。

スクウェア・エニックスは TGS 直前に「FF」シリーズ最新作となる『ファイナルファンタジーアギト』の出展を発表し注目を集めたが、合間合間にトレーラーが流れる映像出展のみ。『デッドマンズ・クルス』も映像出展のみで、せいぜい TGS 初日にリリースされた『メルファリアマーチ』がブース内でキャラクターの人気投票を行った程度。

同じく TGS 直前に看板タイトル「テイルズ」シリーズの新作スマホアプリ『テイルズ オブ リンク』の出展を発表したバンダイナムコゲームスも、テイルズブースにて PV を時折流す程度の映像出展。

コナミは単独ブースすらなくグリーブースにてリリース済みの『ドラゴンコレクション』と『クローズ×WORST ~最強伝説~』を出展するのみ。グリー・ポケラボの「ソシャゲ」陣も、プレイアブルではあったもののすべてリリース済みのタイトル。

セガに至っては出展予定タイトルリストの発表当日には名を連ねていた『ファンタシースターオンライン2 es』を出展リストから削除。カプコンとガンホー以外は「お愛想」程度にスマホアプリのタイトルを並べたに過ぎない寂しい出展内容となった。

 

スマホに特化したコーナーは盛況ぶりを見せる

 

tgs_otomegame_03

tgs_nazo_01

 

一方で、今年から新設された「スマートフォンゲームコーナー/ソーシャルゲームコーナー」「乙女ゲームコーナー」など、スマホアプリに特化したコーナーは大盛況。

「リアル・イケメン」を起用し黄色い歓声を集めたボルテージ、狭いブース内に大量のコンパニオンを用意し盛り上げた芸者東京エンターテインメント、「リアル謎解きゲーム」が体験できるサイバードの『謎解き物語「NAZO」』など、個性あふれるブースが数多く出展。

 

busimo_01

 

また一般展示で出展したブシロードも、リアル連動のハイブリットTCGとなる『ファイブクロス』を発表するなど、各企業ともに今後もスマホアプリのリリースを積極的に行っていく姿勢を明確に示していた。

 

今年は「根付いた」ことを示したスマホアプリ

 

では、結局今年の TGS 全体においてスマホアプリは「熱かった」のか否か。筆者の個人的な感想は、冗談でも皮肉でもなく「平熱」。

これは決してネガティブな意味合いではなく、一時のように誰も彼もが「ソーシャルゲーム!」と「熱狂」するわけでもなく、かといって「もう終わった」などと「下火」になっているわけでもないという印象。

つまりは「スマホアプリ」というゲームジャンルが「根付いてきた」という表れでもあり、今後も「普通に」スマホアプリがリリースされていくことだろう。もちろん大手ゲームメーカーも含めて。

また「ブラウザゲーム」も根強く残っていくと思われる。筆者が各出展企業に「今後のリリースはネイティブアプリがメインとなるか」と取材したところ、ザイザックスの担当者は「ブラウザゲームはまだまだ人気のため、ネイティブと両面で考えている」と自社タイトルを挙げて答えてくれた。PCでの「艦これ」人気の例を挙げるまでもないが、あるいはグリー、DeNA などもネイティブに拘らずブラウザゲームで十分勝負できるかもしれない。

スマホアプリにとって、むしろ重要なのは来年の TGS での「温度」だろう。来年の TGS においてスマホアプリがどんな位置づけとなるのか。個人的には「大幅な課金規制」もしくは「コンシューマーの復活」以外に悲観的なシナリオは描きにくいと思っているが、果たして…。

 

 

このライターの記事一覧:ネギトロ
関連ワード:イベントレポート ,

フォローして最新情報を見る

Twitter Facebook