2013年08月28日(水) 16時30分
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「マヂヤミ」なのはいったい誰? 今んとこ脱出系で今年No.1と俺の中で話題の『謎解き・脱出ゲーム:マヂヤミ彼女 〜リアルホラー系ゲーム〜』

黒背景のタイトルバックに浮かび上がる呪詛の言葉を見ただけで「コレ完璧アカンやつや」と背筋が凍る、今年やった脱出ゲーの中ではNo.1と俺の中で話題の『謎解き・脱出ゲーム:マヂヤミ彼女 〜リアルホラー系ゲーム〜』をご紹介。

 

 

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ちょっぴり恋愛体質☆(読み:ちょっぴりサイコさん☆)な彼女「リナ」視点のアドベンチャーパートと、その彼氏「ユウタ」視点の密室脱出パートに分かれた「これアカンやつや…」系ドロドロ恋愛ホラーサスペンスの本作。

基本は「脱出ゲーム」なのだが、「LINEの返信が遅い」「男女間の友情」「彼氏の携帯をチェック」など、特に女の子なら共感しやすい「恋愛中の不安」をテーマにしたストーリーと、実際にスマホアプリを動かしているかのような洗練されたインターフェースが本当にお見事。

 

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脱出ゲームにありがちな「殺風景で味気ない」フォーマットをスタイリッシュに解消していて、脱出ゲームファンならずとも楽しめる秀作。

特に「ちょっぴりサイコさん☆」な愛憎物語は、「ずーっと一緒だよ♪」とGPS使って彼氏を「おはようからおやすみ」まで見守る愛の深い淑女の皆様なら必ず共感できるであろう、キ●タマ縮み上がるくらいに「ハートウォーミング」な一本となっている。

 

見たっていいこと何もないっちゅうのに・・・

 

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まずはリナのアドベンチャーパート。

せっかくの温泉旅行中だというのに幼馴染で元カノでもある「ミオ」と連絡を取り合うユウタ。「ただの女友達」と言い張るユウタを信じ切れず、彼が温泉に行っている間にリナがユウタの携帯に手を伸ばす…。アカン、アカンでこれ。

プレイヤーは彼氏の携帯を覗くという「ごくごく自然な行動」を取るリナとなり、メールやカレンダー、電話帳、そしてコミュニケーションツールの「LIME」の内容から浮気の証拠がないかを調べていく。この辺は「仮想スマホ」と言えるインターフェースで、スマホユーザーならすぐに理解できるだろう。

 

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手がかりを見つけると、画面上部にメッセージ通知としてポップアップされる。見つけた手がかりは画面右上の電球アイコンをタップするか、左フリックでいつでも確認が可能。情報の重要度に従って青と黄色の電球アイコンが表示される。

 

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「後ろめたさなど感じる必要のない正義の調査」を続けていくと、どうも「LIME」の中身が怪しいが、確認しようにもロックが…。しかしロックなんかにめげずに「愛を込めた調査」を続けていけば簡単に解除することができるだろう。最後に愛は勝つのである。

ポイントは「誕生日」と「自分の下4桁」を足すこと。メール以外にも電話帳やカレンダー、写真などを舐めるように調べていこう。彼氏という存在にプライバシーなんてご大層なものは存在しないのである。(※あくまでゲーム内での話です)

そしてとうとう見つけた元カノとのLIME。その内容は…。

 

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「ワタシッテ、メンヘラ ナノ……?」

二人のやり取りを覗くリナのもとに戻ってくるユウタ。元カノと連絡を取り合っていることを怒るリナと、自分のスマホを勝手に見られたユウタは大ゲンカ。ショックを受けたリナは一人で帰ってしまい、誤解を解きたいユウタは、しかし時間を置くためにも宿に一泊してから家に帰ることにする。

 

なんでも知ってるGuguru先生

 

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ここからはユウタ視点の脱出パートに。ユウタが自宅に入ると自分とミオの写真がすべて破り散らかされていた。当然やったのは……。

いよいよ怒り爆発のユウタ。リナにLIMEで問い詰めるも彼女はすっとぼけるばかりか元カノの名前を持ち出すユウタに逆ギレ。埒が明かないと悟ったユウタは直接リナの家に乗り込もうとするも、なぜか自宅が脱出できない密室となってしまっていた。これもリナの仕業なのか……?

 

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脱出パートは各部屋をタップで調べて様々なアイテムを手に入れながらヒントを解き明かしていく、まあ本当によくある脱出ゲーム。ただゲーム進行に伴い、リナからのLIMEメッセージという形でストーリーが進行していく。

もちろんメッセージの中にはヒントも隠されているが、それ以上にストーリーと脱出ゲームを切り離さないようにしているところがグッド。ストーリーと絡んでいるからこそ、脈絡なく脱出するというだけで終わりがちなこの手のゲームをさらに魅力的にしている。

 

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脱出ゲームではお馴染みの「ヒント」機能も「今風」な某検索エンジンの「知恵袋」で、迷ったらすぐさまベストアンサーを提示してくれる。

ネットの意見を信じすぎるのも、特に思想面でイケナイ☆方向に染まる恐れがあるが、本作はあくまでハウツーを知りたいだけなので問題なし。みんなも悩み事は親や友達なんて当てにならない連中じゃなく、何でも知ってるGoogle先生に相談しよう!

知恵袋のベストアンサーはかなり丁寧に教えてくれるので、大体見れば気づくものが多いが、個人的に迷ったのは「ベッドの下の番号」。あれはゲーム内の日付だけじゃなく「実際にプレイしている日付」が重要。

 

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時には部屋に残された怨念タップリの「ラブレター」にゾっとしながら、様々な謎を解き明かしていくプレイヤー。最後のカギを見つけ、脱出したその先にあるのは果たしてハッピーエンドか、あるいは…。

 

ああ、ヤマザキミオって、そういう…

 

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エンディングについては各自でご確認いただきたいところだが、エンディング時に本作のテーマをもろ忠実に再現した歌詞の曲が流れる。実は本作、この曲を演奏する実在のインディーズバンド「ミオヤマザキ」のプロモアプリなのだ。

ストーリーについてはボーカルを務める「ヤマザキミオ」さんの実話に基づいたものとか。そういやゲーム内の元カノの名前って…。

しかしゲーム中は広告等含めそんな要素は一切見せず、ゲームとして楽しませながら最後にプロモするというハイセンスな「広告アプリ」。一曲のためだけに開発したアプリなのに、ゲームとして存分に楽しめるクオリティ。いや素晴らしい。参った。

 

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また最後に出てくるレビュー依頼も、ほとんどプレイした人間への脅迫としか受け取れない「愛に満ちた」メッセージなのがイカす。

ゲーム自体はよくある「脱出ゲーム」で、脱出方法はやっぱり脈絡ないタイプではあるものの、時代に合わせたインターフェースと、恐怖を覚えながらも共感できる部分もあるストーリーを組み合わせたことでハイセンスなアプリとなった本作。

脱出ゲームファンならもちろんのこと、「彼氏の携帯をチェックするなんて現実だったらできないよね☆」なんて言いながら只今絶賛彼氏の携帯チェック中の方などにもおススメの一本だ。知らなければみんな幸せ。

 

どうしても解き方がわからなかったら攻略ガイドをチェック!

『マヂヤミ彼女』の攻略ガイドはこちら。

リアルホラー系脱出ゲーム 『マヂヤミ彼女』 攻略ガイド INDEX

 

タイトル謎解き・脱出ゲーム:マヂヤミ彼女 〜リアルホラー系ゲーム〜
開発Mio Yamazaki
ジャンル脱出アドベンチャー
掲載時価格無料
公式サイトbeArk

 

 

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