2013年08月27日(火) 17時29分
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きっちり作れば「ぽちぽち」だけでもコンシューマーの「雰囲気」を堪能できる! 演出・音楽・リアルタイム連携バトルが激アツの良ソシャゲ『カオスドライヴ』

演出・音楽・リアルタイムバトルなど、きちんと作ればたとえ「ぽちぽちゲー」でも十分コンシューマー並のゲーム世界観を堪能できることを示した「良ソシャゲ」なカードRPG『カオスドライヴ』をご紹介。

 

 

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「ぽちぽち」でもコンシューマーの「雰囲気」は十分味わえる

 

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地上世界に突如現れ君臨する未知の生物「カオスヘッド」から世界を奪還すべく組織された「ガーディアン」の一員で、「世界の狭間の住人」により「選ばれし者」として異世界の能力を引き出す「ドライブ能力」を授けられた主人公が、カオスヘッドとの戦いに挑むソーシャルカードRPGの本作。

ゲームシステム的には「カード集めてバトルしてリアルタイムのギルド戦もあって」という、他のソシャゲとの違いを見つけるのがウ●ーリーを探すよりも難しいくらいの「ぽちぽちソシャゲ」。

しかし「ガワ」は同じでも、本作では「中身」のゲーム内演出やBGMが下手なコンシューマーより「ゲームらしい」。

これくらい演出面できちんとしていれば、「JRPG」と言いながら単に行ったり来たりを無意味に繰り返す「お使いゲー」なんかよりも「ぽちぽち」の方がよっぽどスピーディで爽快。

 

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SF的な近未来の世界観に実によくマッチしたサウンド、「ぽちぽち」だけの簡単操作で味わえる迫力あるバトル演出、ストーリーのイベントに合わせてカットインされる美麗で魅力的なキャラクターたち。個人的には音楽がホント好き。

 

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アニメチックなキャラとはまたテイストの異なるカードイラストは誰もが認める美しさだし、ギルドメンバーが前衛・後衛に分かれ、様々なスキルを駆使していくリアルタイムバトルのギルド戦はソーシャルならではの「チーム戦」の魅力が詰まっている。

全体の世界観として「中二」臭さは否めないし、結局は「ぽちぽちゲー」なので、そういうのが苦手な人は仕方がないが、このテイストが好きな人にはたまらないであろう世界観は、ちょっと調整してからコンシューマーとかアニメに行っていいんじゃないかと思えるくらいの一本となっている。

 

ガワはテンプレでも、中身は手抜きなし

 

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ゲーム進行自体はもうまんま「ソシャゲ」。「進撃」というクエストでエリア選択後に「ぽちぽち」とステージを進めていき、ステージボスの「カオスヘッド」を倒すと新たなステージ、エリアに進める。

進撃の道中ではアイテムやカードが手に入り、さらにレイドボスの「カオスレイジ」と遭遇したら、「共闘」でギルドメンバーと一緒にボス撃破を目指すというタ●リ倶楽部より毎度おなじみなシステム。

 

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しかしシステムは「テンプレ」であっても、演出に手抜かりがないのが本作。

エリア開始時はまず章立てのストーリーがタイトル付きで始まり、ステージ選択もテキストで並ぶなんて素っ気ないものじゃなく、蜂の巣のようなマップフィールドと、その上にステージボスの「カオスヘッド」のアイコンを表示させるといった「一工夫」。

こういう細部へのちょっとした手間が「手抜きソシャゲ」との「違い」を生んでいる。

 

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進撃は行動力の「進撃P」を消費して各ステージを進んでいく。モンスターに「TAP」というターゲットマークが表示されているが、タップ自体は画面のどこでもOKでステージ進行は非常にサクサク。

カオスヘッドのいるステージではデッキで編成した8枚のカードを使用してのバトルに突入。これもタップするだけでカードが持っているスキル効果などが発動し、スバンドカンとド派手なバトル演出を楽しむことができる。

 

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また進撃中にはレイドボスの「カオスレイジ」に遭遇することがある。カオスレイジ戦は、基本カオスヘッドと同じだが、一つだけ違うのが「共闘P」を消費して攻撃をするということ。

共闘Pは「通常攻撃」で20、「必殺攻撃」で50消費。まあこの辺はソシャゲのテンプレシステムだ。カオスヘッドやカオスレイジを倒すことで各種報酬アイテムが手に入る。

プレイヤーがレベルアップするとスキルポイントが上がり、スキルポイントを割り振ることでプレイヤーの能力が上げることができるが、注意しなければならないのが「進撃」「共闘」「ギルドバトル」とで使用するスキルが異なるということ。 進撃スキルなら進撃、共闘スキルなら共闘を行わないとスキルポイントが上がっていかないので、バランスよく能力アップを図っていこう。

 

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各ボス戦では言うまでもなくカードの能力が重要で、カード合成が必須となるが、本作では合成にゲーム内コインなどを消費する必要がない。

そのためプレイヤーはコイン消費を惜しむ必要なく手持ちのカードをガンガン強化していくことができるし、同一カードであれば「限界突破」合成が最大4回可能。上限レベルをどんどん引き上げることができる。

 

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もちろんガチャでカードを手に入れることも重要。レアガチャは基本課金アイテムが必要だが、ノーマルや「共闘ガチャ」は進撃や共闘を行っていけば自然とチケットがたまりどんどんガチャを回すことができる。無課金でもバンバンデッキ強化を図れるのだ。

 

雰囲気は作り上げてもゲーム自体が不安定では…

 

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1日に2回他のギルドと自動でマッチングされて開催される「ギルドバトル」は、ギルドバトル時の総戦闘力により前衛・後衛に分かれ、各プレイヤーが状況に合わせて与えられた役割をこなしていくことになる。

アビリティや奥義、特殊攻撃など各カードの能力が重要となる攻撃だけでなく、コンボや合体特攻などギルドメンバーとの連携も重要。事前に掲示板で作戦会議を行い、連携を密にして戦っていこう。

 

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基本的には「ソシャゲのテンプレシステム」を使いつつ、ゲーム内の各種演出をしっかり作りこむことでコンシューマー的な雰囲気を持たせることに成功した本作。

不満点としては、とにかく筆者プレイ時(ipod touch /iOS6.1.3)に挙動が不安定だったこと。動作が重かったりフリーズしたりということが数回あり、せっかく「いい雰囲気」を作り上げてるのにゲーム自体が不安定というのは残念。改善を期待したい。

またストーリー進行のキャラと、それよりもリアリティを持たせたカードのイラストにギャップがあることが、世界観の統一という面で気になる方もおられるだろう。バトル演出なども、それこそ先行の『ブレイブフロンティア』などと比べてしまうと見劣りは否めない。

だがカジュアルな「ソシャゲ」スタイルで、コンシューマーゲームのような「雰囲気」も味わいたいという方なら本作はピッタリ。世界観、グラフィックに惹かれた方にもおススメの一本だ。

 

タイトル カオスドライヴ
開発 Applibot Inc.
ジャンル カードRPG
掲載時価格 無料
公式サイト カオスドライヴ | ソーシャルゲーム | サービス | 株式会社アプリボット

 

 

 

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