2013年08月26日(月) 18時15分
  • REVIEW

ねこが幸せなら地球滅亡したっていいじゃないですかぁ。 脱力系にも程がある投げやりテイスト育成ゲーム『進撃の巨猫 〜地球滅亡までの10ヶ月〜』

一文字しか違わない「隠す気ゼロ」の清々しいパクリタイトルとオフビートテイストから某サイトで1コマ連載漫画として人気を博した「結末見ても滅亡の理屈はさっぱり」型育成ゲーム『進撃の巨猫 〜地球滅亡までの10ヶ月〜』をご紹介。

 

 

流動食並のゆるゆる脱力系

 

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突如巨大化した「巨猫」から身を守るため、街の周囲に壁を築いたんだけど「さすが猫です」の一言で壁をひょいと飛び越えられてしまい、しかし襲われるでもなく「何となく邪魔」程度の被害で済んじゃったから「まあいっか」と巨猫と一緒に暮し始めるという、パクリ元の兵団の面々が聞いたら「戦えや!!」とマジ切れすること間違いなしの育成シミュレーションとなる本作。

 

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塀の中で暇を持て余した「巨猫」に様々な「おしごと」を依頼して、巨猫がレベルアップしていくごとにストーリーが進んでいくこのゲーム最大の魅力は、まあともかく徹頭徹尾「ゆるゆる」なオフビート加減。

手抜き感ほとばしるイラストやフォント、巨猫たちのとぼけた行動だけでなく、只今大ヒット中の「アレ」の設定とタイトルを「パクパク」と「オマージュ」していることを微塵も隠そうとしない姿勢など、アプリ全体に「投げやり」テイストが全開よろしくで溢れまくり。

その弛みっぷりたるや、齢100を超えて総入れ歯、歯ごたえのあるものを食べられないウチのばあさんでさえ「少しは歯を食いしばれっ!」とふがふが言いながら説教始めるんじゃねえかってほどの脱力系アプリとなっている。

 

基本は「アルパカ」系

 

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ゲーム進行はこの手の育成シミュレーションではお馴染みの「ぽちぽち」オンリーで、フィールドに表示されていく様々な「おしごと」をタップしていくだけ。

仕事をこなすことで画面左上のゲージが上がっていき、ゲージがマックスになると巨猫がレベルアップ、新しいおしごとと「まんが」(ストーリー)が追加されていく。画面左下のにくきゅうアイコンをタップすると、これまでに覚えたおしごととストーリーを確認することができる。

 

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画面右下の「ドルアイコン」を押すことで「バブル景気」が発生し、巨猫たちへの仕事の依頼が急増する。それまでのほんわかとしたBGMとは打って変わってお祭りサンバのジュリアナ東京。扇子もって腰をくねらす巨猫がイイ感じ。

バブル景気は一回実行すると、次の景気回復までに6時間かかってしまうが、まあ寝る前に押して朝起きればすでに景気は回復している。アベノミクスのビックウェーブに乗ろうとしてドル円買って朝起きたら急激な円高ウェーブに飲み込まれ1日で数百万がネットの藻屑として消えた方でも安心の設計だ。だからFXはやめろとあれほど…。

 

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様々な仕事を手伝いレベルアップしていくことで、迷惑がられながらも人気を高めていく巨猫たち。いよいよ流行語大賞にも選ばれ、そんな人気にあやかって政治家たちが巨猫たちを選挙に出馬させるまでに。

「今でしょ」の人もこの前の参院選など割とマジでいろんなとこから話があったでしょうね。まだ流行語大賞取ってないけど。

 

近江八景だってあるんだぞ!

 

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ところがそんな「巨猫ブーム」の最中、巨猫が琵琶湖の水を全部飲んでしまうという大事件が発生。巨猫ブームのおかげで「ひこに●ん」もすっかり影が薄くなり、あげく琵琶湖まで奪われたことでいよいよ滋賀は「京都の植民地」という以外に存在価値がなくなってしまう事態に。

巨猫のせいで言われなき偏見を受けた県民と、同じ「ゆるキャラ」なのに自分は流行語大賞を取れなったというコンプレックスを抱いたひ●にゃんが一丸となって「巨猫駆除論」をぶち上げ、世論は「駆除派」と「擁護派」に二分されてしまう。

 

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そして「駆除派」の中でも過激な一派が、毒まんじゅうを用いての「巨猫全滅計画」を実行。果たして巨猫たちの運命は如何に…。

ちなみに滋賀県やらひこ●ゃんのくだりはすべて筆者の妄想であり本作では一言も描かれないので本気にしないように。毒まんじゅうを持ってるのも嫉妬に狂ったひこにゃ●の「中の人」なんかではない。多分。

サイト上での連載が終了した漫画のアプリとなるが、巨猫の鳴き声やBGM、各「おしごと」の詳細など、アプリだけの要素もきちんとあるので、初めてという方はまずアプリから始めたほうが楽しめるだろう。

また「地球滅亡までの10ヶ月」というサブタイトルからもわかるように、このゲームのオチは「地球滅亡」。ここからいったいどういう展開で地球が滅亡という運命をたどるのか、これも是非アプリで体験していただきたい。まあクリアしても理屈はさっぱりわからないけどね。考えるな。感じろ。

全体的なボリュームは少な目で、本当に気軽な暇つぶしとして遊べる一本。とぼけたテイストのジョークアプリをお探しの方ならもちろん、ひこにゃんと琵琶湖が大好きな滋賀県民の方などにもおススメの一本だ。

 

タイトル 進撃の巨猫 〜地球滅亡までの10ヶ月〜
開発 yuuko maebara
ジャンル シミュレーション
掲載時価格 無料
公式サイト ねこポッポ|猫のTシャツ屋さん

 

 

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