2013年08月07日(水) 16時39分
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全部好きにやっちゃって~。 カスタマイズが自由すぎてDIY魂がほとばしるダンジョン攻略型RPG『冒険者ギルド物語2』

十種類以上の種族、職業、個性を組み合わせ、おまけに「アイテム自由装備」システムのおかげで尾●豊が草葉の陰から「支配しろよ!」とシャウトするほどキャラメイクが自由すぎるダンジョン攻略型RPG『冒険者ギルド物語2』をご紹介。

 

 

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エクストラコーヒー ノンホイップ ダークモカチップフラペチーノください

 

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ギルドの「マスター」となったプレイヤーが冒険者を雇ってパーティを組ませ、冒険者たちをダンジョン攻略に向かわせる放置型のダンジョン攻略RPGの本作。

一見すると派手な演出など一切なく、ダンジョン攻略のログを眺めるだけという地味な「ナリ」をしているこのゲームだが、そんな冴えない「見かけ」の奥底には「やっぱ顔じゃないよね、結婚相手って」と思える実に奥深い魅力が隠されている(恋愛対象は顔)。

小さなストーリーが積み重なって築き上げていく一つのファンタジー世界、ダンジョン攻略RPGとしての戦略性の高さも魅力の一つだが、最大の魅力は笑っちゃうほどに豊富で自由なキャラのカスタマイズ機能だ。

 

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「性別」「種族」「職業」「個性」を任意に組み合わせられるのはもちろん、このゲーム一番の特徴となるのが「アイテム自由装備」機能で、要は「全キャラ全アイテム装備オッケー」システム。

これがもたらす「自由度」たるや、盗んだバイクで走り出した中学生がグランドセフトオートの世界に住む大人に向かって「自由すぎるわ!!」と逆ギレしかねないほど。装備を「全身凶器」よろしくオール武器にすることも可能だし、逆に全部防具で固めてもOKなのだ。

そしてそんなキャラクターたちを1組最大6名でパーティを組ませ、様々なダンジョンを壁役、攻撃役、回復薬などのメンバーに併せた戦術で攻略していくダンジョン攻略型RPGとしての戦略性の高さ。さらに世界を構築する様々な小ストーリーの数々。

もちろんストーリーを無視してキャラ育成だけ楽しんでもいいし、レアアイテム狙いだけに絞ってもいい。遊び方も自由自在だから、一度はまったら数日どころか年単位で遊べる奥深さを持っている。

 

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「カスタマイズが豊富」というと、ス●バで「ソイ抹茶クリームフラペチーノ」とか「ゴディバフラペチーノ」なんて呪文をスラスラと唱えるお客をしり目に「コーヒーのMを」と注文して「トールでよろしいですか?」とサイズを聞かれてしまうような方にとっては「めんどくさい」だけの要素であることは否定しない。

しかしス●バのカスタマイズメニューがやっぱり美味しいように(ステマ)、本作での豊富なカスタマイズ機能も、その魅力を知ればすぐに「おいしい」と思うはず。ス●バに限らず「自由度の高いゲーム」とやらで「実は一度くらい、カスタマイズしてみたいんだよね」なんて思っている方には是非ともプレイしていただきたい一本となっている。

 

まずはキャラを作って冒険に出てみよう

 

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まあ「自由度が高い」と言いながら、実はゲーム進行自体は非常にシンプル。「物語」からストーリー仕立ての依頼を受けて、「ギルド」でパーティ編成して、「商店」でアイテム購入/装備を行い、「冒険」でダンジョンに出発すればいいだけだ。

まず序章としてキャラクター作成の依頼が。キャラクターは12種族、13職業の組み合わせの中から、ゲーム内コインである「GP」を消費して作成する。

能力の高い人種、職業ほどGP消費が高くなる。そして「エリート」や「竜に育てられし者」などなど、様々な能力が付与される「個性」も16種類の中から選択することができる。

最初は一番能力の低い「人間」から「戦士」か「騎士」しか作成できないが、GPは依頼をこなしていくことでたまっていくし、さらにゲームを終了して時間が経つとRP(名声)が上がり、次回起動時にRPがGPへ変換される仕様になっている。プレイしていけば自然とGPがたまり能力の高いキャラを作れるようになるのだ。

 

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キャラを作成したら、現時点では1名しかいないので「ギルド」をすっ飛ばして「商店」でアイテムを装備し、さっそく「冒険」からダンジョンに出発。「冒険」メニューでは、ダンジョンに出発するパーティ、パーティのメンバーを設定することができる。

 

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また「冒険」メニューで重要なのが、「迷宮の攻略」だ。本作は「放置系」で、一度探索に出発したらあとは時間経過で結果を待つだけとなるため、事前に「探索する迷宮」「目標階層」[帰還条件」「罠解除条件」「探索時間」をそれぞれ選択する必要がある。

「罠解除条件」とは、探索中に見つけた宝箱を開けるかどうかの条件。

基本宝箱には「罠」が仕掛けられていて、パーティが持っているスキルやアイテムなどから算出される成功率次第で解除をトライするかスルーするかを設定できるのだ。アイテムの中には強力なアイテムが存在するが、解除にミスすると大ダメージを受けてしまう。

 

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すべての準備が整ったらいよいよ冒険に出発。冒険はバトルも含めすべてログ形式でテキストが表示されるだけで、時間経過で待っているだけだが、バトルの様子などはログ内の青い矢印をタップすることでその内容を確認することができる。

 

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バトルの詳細ログでは自分のキャラクターがどれだけのダメージを与えたかなどを見ることができる。この内容から、自分のキャラの強化すべき能力、適した武器防具などを判断していくのだ。

またダンジョン探索を行っていくと、様々なヒントが記された「手記」を発見していく。手記はゲームを進めるうえで重要なヒントが記されているだけでなく、ダンジョン内のすべての手記を見つけることでコンプリート報酬としてGPなどがもらえる。

 

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ダンジョン探索は、目的地まで到達するか帰還条件を迎えた時点で終了。もちろんパーティーが全滅しても終了だ。

冒険の詳細は「記録」から確認することができる。ここでは冒険者のステータス、モンスター図鑑で敵のステータスを確認し、自分のパーティとモンスターの強い所・弱い所を把握することが重要。それに合わせて装備などを変更していこう。

またキャラのHPは冒険をするタイミングで自動的に回復し、「行動力」という概念もないので何度でも繰り返し冒険させることができるのも本作の特徴。だから「行動力回復まで何十分も待つ」なんてタルさとは無縁で、キャラのステータスを調整しながら何度も冒険させ、気が付くと一人黙々とあれこれ考えながら一日中繰り返し遊んでしまう。

 

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キャラのHPが0になった場合は、「ギルド」メニューから町長に頼んで「キャラクターを蘇生させる」ことができる。たまに失敗することもあるが、GPを消費するだけでキャラが復活してくれる。

 

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依頼をクリアしていくことで、ストーリーが進みNPCキャラが「冒険者」としてプレイヤーのギルドに登録されていく。当然NPCキャラはパーティメンバーに加えることができるし、たまったGPを使って自分でキャラクターを新規作成することも可能だ。

こうして徐々にギルドにメンバーが集まってくると、いよいよキャラメイクを含めた「戦略性」を必要とするゲームが始まる。

 

「基本」を抑えつつ、自由な「カスタマイズ」を

 

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一つのパーティに加えることができるメンバーは最大6名。しかもこのゲームではパーティ自体を最大6組まで作ることができ、全パーティを「一斉出撃」させることも可能なのだ。

単純に数が多ければパーティ全体の能力が上がるため、序盤はそれでごり押しできる。しかしゲームを進めていくうちに、数だけでなく各職業の固有スキルに基づき各キャラに役割を持たせた総力戦を展開することが重要となってくる。これこそプレイヤー自ら「自由」に戦略を組んで戦う本作の魅力だ。

まあそうはいっても、何も知らない状態でいきなり「ソイミルクにチョコレートソースとチョコチップを」と勝手にカスタマイズしたところで、「あの、ベースのビバレッジは何になさいますか?」と店員に尋ねられてしまうように「基本」を押さえないとどうにもならないのも事実。

 

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一番オーソドックスなパーティメンバーは、「戦士」「剣士」「僧侶」「魔法使い」「盗賊」となるだろう。戦士が壁役の防御で、剣士が攻撃、僧侶は回復と魔法補助、魔法使いは魔法攻撃に魔法補助、盗賊は罠解除。

当然並びによって攻撃や守備能力に補正が付く「隊列」も超重要。前列ほど相手の物理攻撃を受ける可能性が高くなるが、その分攻撃補正が高くつくなど、キャラの役割に応じた隊列を考えることが重要。画像のように攻撃役の剣士が最後方などもってのほかだ。

 

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さらにキャラクターを一度だけ「転職」させることもできる。転職すると、レベルだけでなく覚えた呪文なども忘れてしまうが、「特殊能力」を引き継ぐことができるので、結果強力なキャラを作成することができるようになる。

が、転職は1回きりでやり直しがきかないため、場合によっては現実世界での35歳以上の転職活動のごとく大失敗に終わる可能性も。パーティ構成だけでなく、自分がどんなキャラを作りたいのかなど十分に考えたうえで転職して行こう。

まあ本当にざっとゲームの流れと特徴を紹介させてもらったが、正直こんなのは「さわり」もいいとこ。本作の奥深さを知ってもらうためにも、是非とも一度お試しでプレイしていただきたい。何の予定もない孤独な夏休みにピッタリですよ。

自由度の高いやりこみゲームファンなら文句なし、ス●バは怖いけどコ●イチでなら華麗なトッピングを駆使できるDIY精神をもった方などにもおススメの一本だ。

 

タイトル 冒険者ギルド物語2
開発 MIYAMOTO HIROTAKA
ジャンル シミュレーションRPG
掲載時価格 無料
公式サイト 冒険者ギルド物語2 | 冒険者ギルド物語

 

 

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