2013年08月02日(金) 17時42分
  • REVIEW

「ソシャゲ」のエポックメイキングとなりえるか!? ゲーム屋が本気出して「ソシャゲ」作ったぜ!『チェインクロニクル』

ゲームシステムは誰でも5秒で理解できる「ソシャゲ」システムを踏襲した上で、バトルや演出、なによりストーリーに「ゲーム屋の本気」を見せつけ作り上げたセガ渾身の一作『チェインクロニクル』をご紹介。

 

 

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ソシャゲの新境地を開けるか・・・?!

 

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基本的なゲーム進行はいわゆる「ソシャゲ」の超カジュアルシステムでありながら、タワーディフェンス型のバトルシステムを取り入れ、著名イラストレーターの描き出すキャラクターに人気声優を起用し、ド派手な演出で盛り上げる「ゲーム屋の本気見せつけたる」型ソーシャルRPGの本作。

まあ最近ではむしろ「ぽちぽちだけ」のソシャゲの方が珍しいくらいで、各デベロッパーともにシンプル操作はそのままに、「いかにバトル演出で魅せるか」という面に力を入れているため、もはやこれだけでは正直目新しさは特にない。

しかし本作の場合、AppStoreやGooglePlay上でわざわざ「シナリオRPG」と謳うほどに力を入れた「ストーリー」が最大の特徴。その「押しっぷり」たるや公式トレーラーから「ごりごり」とごり押す音が聞こえてくるんじゃねえかってほど。

 

 

平和な大陸「ユグド」に突如出現した暗黒の魔物たち「黒の軍勢」と、魔物たちから狙われる記憶を失ったヒロイン「フィーナ」をめぐるメインストーリーはもちろんのこと、総勢200名ものキャラクターたちが出会うことで紡ぎ合う「チェインストーリー」の数々。

「ソシャゲ」といえば、「ネバーエンディングストーリー」よろしく設定だけ持たせ、「物語は放りっぱなし」で回収せず、ひたすらダラダラとゲームと課金を続けさせるものがほとんど。

そんな中、これまでの「ソシャゲ」と異なり「ストーリー」を前面に押し出した本作。無料アプリのため「長く遊んで課金してもらうためゲームクリアはない」というシステムはどうしたって変えられないだろうが、少なからず「物語の回収」という要素を取り入れることで、あるいは今後の「ソシャゲ」の潮流を変える「かも」しれない、注目の一本となっている。

 

基本は誰でも気軽に遊べるソシャゲ&タワーディフェンスアクション

 

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基本的なゲーム進行はもはや説明不要の「ソシャゲ」システム。

自分のデッキからデッキコストの範囲内で4名と、さらにゲストメンバー1名の最大5人のパーティーを組み、マップから行動力のAPを消費してクエストをこなしていく流れ。パーティーデッキでは、4名のほかに「サブメンバー」として2名いれることができる。

 

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もちろんクエストをクリアすることで新しい仲間や合成素材、アイテムなどが手に入り、パーティーを強化していくことができる。またパーティーメンバーは「酒場」のガチャでも手に入る。まあ本当にお馴染みのソシャゲシステムでサルでもサクサクと進めることができる。

 

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だがもちろんただの「ぽちぽちゲー」なんかではない。バトルシステムは、上中下の3ラインに沿って行進してくるモンスターを迎え撃ち撃退していく「ディフェンスゲーム」で、パーティーメンバーが全員やられてしまうか、敵に画面右端の「エンドライン」を突破されることでゲームオーバーだ。

攻撃は「同じライン上」の敵に対して行うのが基本で、自分のところまでやってくるのを待っていてOKだが、近接攻撃タイプのキャラクターを敵に向かってドラッグさせることで、別のライン上にいる敵に対しても敵の陣地内で攻撃を仕掛けることができる。

 

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キャラの職業タイプは「戦士」「騎士」「弓使い」「魔法使い」「僧侶」の5つとなっていて、「戦士」と「騎士」が近接攻撃対応、「弓使い」と「魔法使い」は遠距離、「僧侶」は近くの仲間を自動で回復する回復タイプとなっている。

 

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それぞれ職業には相性があり、盾を持っている騎士は弓、魔法に強く、盾をもった騎士には戦士の近接攻撃が有利だ。基本的に遠距離攻撃は非常に効果的だが、盾を持った敵ばかり出現する場合もかなり出てくるので、バランスを考えパーティーを組んでいこう。

 

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各バトルでは、タワーディフェンスファンならお馴染み「WAVE」という単位ごとに敵がまとまって襲ってくるが、WAVEごとに「マナ」を獲得できるマナスロットを回すことができる。

マナは必殺技を使用するためのエネルギーで、職業ごとにアイコンが表示されたマナを獲得することで、プレイヤーは必殺技を繰り出すことができるようになる。

 

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必殺技を繰り出すと、キャラのカットイン(主要キャラの場合人気声優のボイス付き)が入り、強力な攻撃をぶちかますことができる。

 

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またステージによっては最後に「BOSSWAVE」が発生し、ザコ敵とは比べ物にならないくらい強力なモンスターが登場してくる。BOSSWAVEでは時間経過でナビゲーター役の妖精「ピリカ」がマナを運んできてくれるので、ガンガン必殺技を繰り出していこう。

 

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連続で攻撃することで「チェイン」が発生し、攻撃力がアップするのでボス戦では是非とも活用したいところ。必殺技と絡めることでより強烈なダメージを与えられるので、タイミングを見ながらチェインを狙っていこう。

 

謎が深まるメインストーリーと、キャラの立った仲間たちのチェインストーリー

 

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カジュアルな操作性でありながら、「ぽちぽち」とは比べ物にならないバトルシステムを楽しめる本作だが、やはりユーザーをひきつけて止まないのは「ストーリー」。すべてのカギを握るのが、ヒロイン・フィーナだ。

彼女との出会いの際、彼女の記憶が流れ込むような錯覚を覚えたプレイヤー。その時に見えた謎の本。しかしフィーナはすでに記憶を失っており、プレイヤーに確かめるすべもない。

 

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そして彼女を狙う黒の軍勢との争いの最中、フィーナの持つ「何か」が発現し、彼女の本の中から突然魔物が…。

なぜフィーナの本から「黒の軍勢」が現れるのか、そもそも「黒の軍勢」とは何なのか。メインストーリーの謎はさらに深まっていく。

 

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さらにメインストーリーだけでなく、キャラの立った仲間たちが絡み合う「チェインストーリー」も楽しむことができる。すべてのキャラクターに「物語」が存在し、プレイヤーによってはメインストーリー以上に感情移入するストーリーも出てくるだろう。

まあ正直、どれだけ「ストーリー押し」したところで、無料アプリのため根本的には「ゲームクリア」というものは「恐らく」ないと思われる。クリアさせることなく長くプレイしてもらい、その間の課金アイテムや広告収入でマネタイズしていくというのが、無料アプリではやはり必要だからだ。

ただ「物語」を前面に押し出したことで、どうしたってプレイヤーに「メインストーリーの解決」を期待させる作りになっている。

果たしてこのゲームにおいて「メインストーリーの解決」は実現されるのだろうか。あるいはチェインストーリーの絶え間ない解決のみで、やはり本筋については「ネバーエンディングストーリー」のままゲームが進行していくのだろうか。個人的に非常に注目している。

まあそんなめんどくさいこと普通は考える必要は全くなくて、「ソシャゲみたいに簡単で、ディフェンスゲームが楽しめて、いろんなキャラのストーリーを満喫したい」という方なら文句なしにおススメ。しっかりと作りこんだ「ゲーム屋のソシャゲ」をご堪能あれ。

 

タイトル チェインクロニクル
開発 SEGA CORPORATION
ジャンル タワーディフェンス型ソーシャルRPG
掲載時価格 無料
公式サイト チェインクロニクル -キズナが物語を強くする- | 基本無料のチェインシナリオRPG

 

 

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