2013年07月31日(水) 20時15分
  • REVIEW

人間不信になるほど疑え。 一発即死の鬼畜なワナを絶妙操作でかいくぐれ!『TrapAdventure – 激ムズ即死トラップ』

プレイヤーの神経を逆なでする絶妙な罠を突破し「ざまぁ!」と勝ち誇ったところで更なる罠にやられてマジ開発者の住所調べてどうにかしたくなる鬼畜アクション『TrapAdventure – 激ムズ即死トラップ』をご紹介。

 

 

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久しぶりに「友人マリオ」見に行きました

 

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チープなドットキャラやステージから漂う「古き良きファミコン時代」の心地よさと、絶妙ポイントに設置された数々のワナからオッサンのワキ汗のようににじみ出る不快極まりない開発者の性格の悪さが体験できるこのゲーム。

基本はシンプルなアクションゲームとなる本作だが、最大の特徴は某サイトで伝説となった通称「友人マリオ」シリーズにも似た「容赦なさ」だ。

「友人マリオ」といえば、ご存じの方も多いだろうが、ドット単位の操作ミスすら許されず、しかし決して「運ゲー」ではない「絶妙過ぎる鬼畜さ」を持つステージ構成と、そんな「どうかしてる」ゲームを見事クリアしてしまった「友人」の神っぷりから爆発的人気を誇った「鬼畜ゲー」の最高峰。

 

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もちろん本作は「友人マリオ」ほど鬼畜なステージ構成ではないものの、「初見でのクリアはほぼムリだけど運ゲーではない」といえる絶妙なトラップ配置が実に見事。

さらにゲームシステム的な面でも、無料で遊べるのは1機しかいない「LAST CHANCE MODE」のみで、セーブ機能もないため死ねばまた最初のステージから始めなければならないというこれまたシビアな仕様。

しかし、難易度的には相当高いものの、ステージを覚えて上達すれば必ずクリアできる仕様となっているため、数多くのプレイヤーがマジ切れしながら熱中すること間違いなしの「ファミコン的中毒性」を持った一本となっている。

 

すべてを疑ってかかれ

 

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ゲームシステムは非常にオーソドックス。ステージ制の横スクロールアクションゲームで、画面左下にある左右のアローアイコンで移動、右のボタンでジャンプ。画面上のキャラを死なせることなく次のステージに進めていくことが目的と、まあ普通のアクションゲーム。

ステージ構成は超ショートで、1画面に入る範囲が各ステージの全エリア。次の画面にスクロールすると新しいステージとなる。やること自体は単にステージ上のワナをかいくぐっていけばいいだけだ。

 

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キャプチャ画面のステージは、それこそ『スーパーマリオ』だったらなんてことのないエリア。空中に浮かぶ足場にジャンプして飛び乗り、続けてジャンプして安全地帯に飛び移れば「普通なら」ステージクリアだ。

 

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ところがこのゲームではそんな「安全神話」は通用しない。ステージのいたるところ、何もないような場所、というか絶妙過ぎる場所にいやらしすぎるワナが連発。ウブを気取って人を疑わずにプレイなんかしてたら速攻で開発者の毒牙にかかることだろう。

 

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一見簡単なステージ構成でも、あえてわざわざ遠回りしながら進めていくなど、「基本このゲームの開発者はユーザーを騙そうとしているくそったれ」という「人間不信」を持ち続けてプレイすることが肝要。

 

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たとえば「壁に張り付いていたと思っていたトゲトゲが飛び出してくるなんて!」という程度で驚いてたらこのゲームはクリアできない。このステージには開発者に向かって「●ね!!」と呪いの言葉を投げつけたくなるような仕掛けがまだ待っているのだ。

油断してはならない、「世の中は汚い人間ばかり」という「強いこころ」をもってプレイしよう。そうすることでプレイヤーはすっかり周囲の人間が信じられなくなる「立派な大人」に成長するのだ。

 

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ステージを進めていくことで、仕掛けだけでなくステージ構成の難易度自体もアップしていく。当然ワナのいやらしさだって血管ぶち切れそうになるほどに。

しかし、それでも「最高のタイミングで最高の操作をすればクリアできる」という絶妙なステージ構成が悔しいくらいにプレイヤーを魅了する。本気で腹立つ。だけどもやめられない。そんな人を熱中させる高い中毒性がこのゲーム最大の魅力だ。

 

夜道の一人歩きは危険ですよね

 

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とまあこのように開発者の性悪さが嫌というほど満喫できる本作。個人的には他のプレイヤーが力尽きたことを教えてくれる「全国のアクティビティ」機能の余計なお世話感が好き。いい性格してますよね。

あとAppStore上の「ミスをしなければ最後まで遊べます。」という完璧人を舐めきった説明も大好き。夜道にはお気を付けてくださいね。刃物とか。

 

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筆者自身は「時間の関係上、やむを得ず」まだ5ステージまでしかクリアできていないが、なんとステージは22まであるとか。また一見各ステージに時間制限はないようだけども実は…とか、隠しステージ(準備中)だとか、シンプルながらも結構奥深く遊べる作りになっている。

ちなみにアドオンを購入することで「NORMAL MODE」として10機からスタートすることも可能だが、ステージ構成を把握せずにいきなりアドオンを購入するのはまず間違いなく無駄骨。ある程度、あるいは全ステージ構成を把握し、どの場所にどんなワナが仕掛けられているかを確認してから購入するようにしておこう。

最近では「難しいからクソゲー」という身もふたもない感想を述べるユーザーが案外と多くなったが、プレイヤーを「本気で熱中」させるには間違いなく難易度が必要であることを、本作は見事に体現している。

「ぽちぽちゲー」ではなく昔ながらの、それでいて鬼畜な難易度を誇るレトロゲームが懐かしい方はもちろん、某課長の下手さ加減に本気で腹立てて「俺ならもっとうまい」と言いがちな方などにもおススメの一本だ。

 

タイトル TrapAdventure – 激ムズ即死トラップ
開発 HIROYOSHI OSHIBA
ジャンル アクション
掲載時価格 無料
公式サイト お問い合わせ – TrapAdventure

 

 

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