2013年07月19日(金) 19時45分
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女子高生が五・七・五でつむぎだす新しいアソビ『project 575』に見るセガのネットワーク・コミュニティ戦略 iOS向けアプリキャンペーンも実施決定!

セガが発表した新サービス『project 575』とは? 「五・七・五」というくらいなので、俳句・短歌・川柳が関係するサービスのようだが…?

 

女子高生が歌う五・七・五!? 『project 575』が作り出す言葉を楽しむ新しいエンターテインメント

 

昨日発表されたセガの新プロジェクト『project 575』とはどんなサービスだろうか。

このプロジェクトで提示されている”575″とは、俳句や短歌で日本人になじみ深い五・七・五形式のコトバを組み合わせて、それをキャラクター達の歌声にのせて発信する、という遊びだ。

2013年7月リリース予定のiOSアプリ『うた詠み575』の紹介ムービーを見るとわかるように、このアプリではプレイヤーが五・七・五の文章を好きなように作ると、女子高生のキャラクターがメロディを付けて歌ってくれる。これが “575” の軸となる遊びになる。

メロディは様々なものが予め用意されており、有名なボーカロイドクリエイター(ボーカロイドを使って楽曲を発表する音楽家)達も数々のオリジナルソングを提供する。プレイヤーは合計17文字の短い文章を作るだけでオリジナルのフレーズを作ることができるわけだ。

 

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▲正岡小豆(まさおか あずき) (CV:大坪 由佳)
明るく素直な元気娘。後先考えず即行動! 感情がすぐ表にでる。

 

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▲小林 抹茶(こばやし まっちゃ) (CV:大橋 彩香)
大人しくて内向的独自の世界観をもつ。趣味は同人誌づくり。

 

プレイヤーの作った歌詞に載せて歌ってくれるキャラクターは、鎌倉に住む2人の女子高生「正岡 小豆」と「小林 抹茶」だ。幼馴染の2人は鎌倉に住むごくごく普通の女子高生で、ひょんなことから、日常生活で起こったことや感じたことを五・七・五形式のコトバにし、それらを組み合わせて歌にする”575″という活動を始め、その歌を動画サイトに投稿し披露することで充実した高校生活を送っている…というのが『project 575』のストーリーだ。

因みに、御存知の通り「鎌倉」は海と緑、仏閣などの歴史的建造物が街の景観に融合している古都として有名な土地。『project 575』の舞台となる、俳句とのゆかりも深い鎌倉に実在する名所や街並みが数多く登場するのだ。

 

まずはiOSアプリ『うた詠み575』で『project 575』を体験しよう!

 

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『project 575』は、新しいコミュニケーションの未来をつくる”コトバコミュニケーションツール”として、2013年7月26日にまずはiOSアプリ『うた詠み575』を配信する。

その後、2014年にPlayStation Vita用ソフト『うた組み575』を発売予定。

また、キャラクター達が歌う”575″の楽曲、公式コンテンツとして公開する漫画や小説、そしてアニメーション作品と、様々なメディアで『project 575』を展開していくメディアミックス展開を進めていくという。

 


 

iOS向けアプリ『うた詠み575』事前登録キャンペーン・スタートアップキャンペーンを実施

 

7月24日(水)までに登録したプレイヤーには限定レアコスチュームアイテムがプレゼントされる事前登録キャンペーンが実施される。また、早期登録者を対象にしたスタートアップキャンペーンも実施決定した。

 

【事前登録キャンペーン概要】

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実施期間: 2013年7月18日(木)~7月24日(水)24時

内容:
期間内、iOS向けアプリ『うた詠み575』に事前登録をしたユーザーに「正岡小豆」と「小林抹茶」の2人の限定レアアイテム、ここでしか手に入らない「ウェイトレスコスチューム」をプレゼント。

登録方法:
『project 575』公式サイト(http://project575.jp/)内にある事前登録ページにて、指定のフォームにメールアドレスを入力・送信する。送信後、入力したメールアドレスまで事前登録完了のメールが届くので、そこに書かれている手順に従う。

 

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▲限定レアアイテム「ウェイトレスコスチューム」
左:正岡小豆 右:小林抹茶

 

【スタートアップキャンペーン概要】

実施期間: 2013年7月26日(金)~8月31日(土)

内容:
期間内にiOS向けアプリ『うた詠み575』を始めたユーザーに、歌作りには欠かせないアイテムゲーム内アイテム「白短冊」4枚セットをプレゼント。

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雑感:ボーカロイドと「自分だけの曲」をもっと身近に!という試みとコミュニティ・プラットフォーム

 

初音ミクを筆頭に、オリジナルの楽曲を自由に歌わせることができる「ボーカロイド」によって新しい音楽文化が産まれたという事は既に周知の事実であり、それまで陽の目を見ることができなかったアマチュア音楽家を一躍スターダムにのし上げるまでの一大ムーブメントになっている。メンバーを集めてバンドを組んだり歌手を雇ったり、といったことをしなくても、PCが1台あれば誰でもボーカル付きのオリジナル楽曲を作ることができるという手軽さもここまでボーカロイドが普及した理由の1つだろう。

このように「手軽」である事が売りの1つであるボーカロイドではあるが、では実際にそのソフトでオリジナルソングを作ってみよう、となるとやはり素人には難しい。人間のようにボーカロイドを歌わせるのは様々なテクニックやコツが必要になるし、楽曲のデータを組み上げていくのも手間だし、そもそも作曲できないという人でも何か作れるというものではない。やはりそれ相応の知識なりテクニックがなければオリジナルソングを作るというのは難しいものなのだ。当たり前の事だが。

そこで登場したこの『project 575』は、「17文字の文章を作る」という、大半の人ができるであろう簡単な作業だけで、自分だけのオリジナルソング「っぽいフレーズ」を作ることができる、というところを目指しているようだ。楽譜が読めない・楽器が弾けない人でも、自分だけのオリジナルのメロディを思い浮かべたりしたことがある人も多いだろう。そういう人に、「それっぽい」ものを作る楽しみを提供する、という事が本プロジェクトの狙いだろう。

 

「ボーカロイド」がここまで普及したもう1つの理由が、ニコニコ動画等で自由に配信することができたという点だ。何の制約もなく自分が作った曲を公開することができるので次々に新しい楽曲が公開される。その結果、楽曲を作った人やそのファンを中心に、ボーカロイドを軸にしたコミュニティが形成されていったのだ。

『project 575』が狙うのも、この五・七・五の短いオリジナルソングを軸に、フレーズを作った人達のコミュニティを作り出すことのようだ。そのコミュニティに、上述の「メディアミックス展開」のコンテンツを流すことで、新たなサービスや商品が産まれていく…というのがセガの狙いだろう。

FacebookやTwitter、GREEやMobageのようなゲーム中心のものも含め、あらゆる形で「ソーシャル・ネットワーク」を軸にしたプラットフォームビジネスが隆盛となっている昨今、”575″を軸にしたセガの新しいソーシャル・ネットワーキングサービスは果たして「美味しいビジネス」になるのか。「ゲーム」の枠から飛び出したセガの新しいプラットフォームビジネスへの挑戦の行く末が楽しみだ。

 

タイトル うた詠み575
開発 株式会社セガ
ジャンル コトバコミュニケーション
掲載時価格 ダウンロード無料(一部有料コンテンツあり)
公式サイト SEGA | project 575
対応機種 iPhone4、iPod touch4G、iPad2 以降対応
発売日 2013年7月26日配信予定
著作権 (C) SEGA

 

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