2013年07月10日(水) 20時00分
  • REVIEW

若きマエストロ、タクトを揮い平和の音色を響かせよ。 絵本のようなハイクオリティ3Dキャラが動きまくるストラテジーRPG『モンスタータクト』

コンシューマーゲームだけでなく『逆襲のファンタジカ』など質の高いソーシャルゲームでもお馴染みシリコンスタジオが満を持してリリースした絵本のような3Dキャラが可愛らしい超本気ストラテジーRPG『モンスタータクト』をご紹介。

 

 

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絵本のようなハイクオリティ3Dキャラを華麗に操れ!

 

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これまで人間と共生してきたものの、魔王の出現により邪悪な心が芽生え人を襲い始めたモンスターの荒れた心を「不思議なタクト」で鎮めて仲間にし、ともに魔王討伐を目指すストラテジー型RPGの本作。

ジャンルとしてはスマホアプリでも昨今では珍しくないファンタジーモノのシミュレーションRPGだが、シンプルな操作性でありながら、「陣形」などを駆使して敵を撃破する戦略性の高いバトルシステムに、絵本のような可愛らしいキャラクターデザインなど、そのクオリティは超高め。

 

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特に、シリコンスタジオの看板タイトル『逆襲のファンタジカ』テイストのキャラクターたちが3Dとなり、華麗かつド派手に動いて魅せるバトル演出への力の入れっぷりは、その鼻息の荒さで鼻に詰めた豆を客席に飛ばしながら『ろくでなし』を熱唱し始めるんじゃないかってくらい(「梅垣義明 ろくでなし」で検索してみよう!)。

ゲームシステム的にもいわゆる「ぽちぽちゲーム」なんかではない、アクティブな戦略性が求められるRPGとなっており、可愛いテイストと本格的なゲーム性とが楽しめる一本となっている。

 

陣形を制するものが、このゲームを制す

 

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基本的な流れは、「行動力」を消費して実行する「クエスト」でバトルしてアイテムや新しいモンスターを手に入れ、「チーム編成」でパーティーメンバーの設定、「強化/進化」で仲間のモンスターを強化していくというソシャゲでお馴染みのもの。最大の特徴はバトルシステムだ。

 

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5人プラス他のプレイヤーからの助っ人1人の計6人構成で挑むバトルは、基本コマンド制で、画面下の「BATTLE」ボタンを押すとパーティーメンバーがターゲットなどを含めオートで攻撃、自ターンが終わると敵が攻撃してくる。

HPはメンバーごとに設定されていて、ステージを進みながらBOSSを倒せばステージクリア、その前に全メンバーがやられたら失敗だ。

まあこれだけなら実にシンプルなコマンド制バトルだが、実は「BATTLE」ボタンを押す前に「陣形」変更や「アビリティ」発動を行うことができる。これこそがこのゲーム最大のキーポイント。

 

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「アビリティ」は各メンバーの必殺スキルで、一定の「AP」(アビリティポイント)が溜まった状態で、「BATTLE」ボタンを押す前に任意のキャラクターを選択し、必要な「AP」を消費することで発動することができる。APゲージはターンごとにオートで溜まっていく。

 

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そしてもう一つ、ターンごとに溜まるゲージに「士気」が存在する。「士気」ゲージはマックスになると、パーティで指定した「エース」が「覚醒」して能力がアップする。この能力アップはかなり強力で、しかも一度「覚醒」したらエースが倒れるまでずっと有効なので、手ごわいボスを倒すうえでも是非とも活用したい機能だ。

だが道中で味方メンバーがやられたりするとチーム全体の「士気」が下がってしまい、ボスにたどり着いても士気ゲージがフルにならないことがしばしば。パーティは前列、中列、後列の3段階に分けてセッティングすることができるが、特に前衛メンバーはかなりダメージを喰らい、そのままにしておくと序盤でもあっという間に死んでしまう。

もちろん回復スキルを発動すればHPは回復するが、必要なAPが溜まる前に相当ダメージを喰らうので、回復するまもなくやられてしまう。そこで活用するのが「陣形」だ。

 

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画面下には「BATTLE」ボタンのほかに「NORMAL」「ATTACK」「DEFENCE」のメニューが表示されているが、これが「陣形」で、プレイヤーは攻撃前に都度陣形を切り替え戦うことができるのだ。

陣形はパーティ編成と同様に、クエストスタート前に設定したものが選択されるので、事前に3種の陣形と配置を考えておく必要がある。たとえば「NORMAL」陣形と「DEFENCE」陣形で、前衛に同じキャラを配置していたら意味がない。

前衛キャラが攻撃を受けない後列に配置する陣形をセットし、HPが危なくなったら陣形を切り替えて戦っていくのが基本。ターンが進むごとにAPが溜まるので、その間に回復スキルでHPを回復させてもいいし、バトルに勝利すると一定数HPが回復するので、次のバトルで再び前衛に戻してもいい。

 

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各陣形には様々な付与効果がついていて、各列の攻撃力や防御力をアップさせる陣形などが存在する。各キャラクターにはもちろん「近接」「中距離」「遠距離」と攻撃に適したレンジが設定されているので、どのキャラクターでパーティに組み込むかで、最適な陣形も変わってくる。

 

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ステージを進めていったり、モンスター図鑑を一定数埋めることで新しい陣形を手に入れることができる。事前の陣形設定はもちろん、バトル中のアクティブな切り替え判断も必要となるなど様々な戦略性が求められ、だからこそ奥深く、魅力的なゲームシステムとなっている。

 

タクトを華麗に揮って目指せ最強マエストロ

 

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またバトルでは「エース」に設定したメンバーの「エーススキル」発動や、一斉攻撃を行う「チェインアタック」など、陣形以外にも強敵撃破に不可欠な様々な要素がまだまだ存在する。

もちろん大前提としてパーティメンバーの強化も必要で、クエストやガチャで手に入れたモンスター同士で強化、進化を行うことができる。特に進化はスキルやパラメータ以外に、キャラの造形も変化していくのでキャラ育成という面でも楽しめる。

若干ヘルプが物足りない面もあるが、基本的にはソーシャルゲームのカジュアルシステムだし、陣形を含めバトルシステムはやっていけばわかるもの。あとはプレイヤーがどれだけ上手に「タクト」を振れるかだ。

BGMなどゲーム全体の雰囲気もファンタジーRPG感満点で、『逆襲のファンタジカ』ファンはもちろん、FFタクティクスシリーズファンなどもこの世界観が胸に刺さることだろう。

手軽なシミュレーションRPGをお探しの方はもちろんのこと、温かく柔らかな3Dキャラに魅了された方などにもおススメの一本だ。

 

タイトル モンスタータクト
開発 Silicon Studio
ジャンル シミュレーションRPG
掲載時価格 無料
公式サイト モンスタータクト

 

 

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