2013年06月19日(水) 18時50分
  • REVIEW

花の弓を携えて、僕は母さんを探しに行く。切なくて、穏やかで、とても優しいロマンティックRPG『マユモリ』

手作りの人形と実際の自然風景とを組み合わせたグラフィック演出に、FFシリーズなどの作曲家・谷岡久美氏を起用したことでも話題の、ドラマティックRPG『マユモリ』をご紹介。

 

 

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暖かくて、切なくて、心優しいRPG

 

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目を覚ましたら突然村の住人がいなくなっているという、みんなで遊びに来たはずなのになぜか一人だけはぐれちゃう、っていうか確実にハブられてるタイプの方々にはお馴染みのシチュエーションにもへこたれず、しばらく一人で暮らしていたけどさすがに心配になってきたのでみんなを探す旅に出るという主人公の大物ぶりを感じさせる導入で始まるこのゲーム。

 

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手作りの人形と自然風景とを組み合わせたグラフィックに、花を摘んで弓で攻撃するロマンティックなバトルシステム。心安らぐBGMと、草花の香りを感じさせながら、どことなく切なさを予感させるストーリー。

どれをとっても思わず『やさしさに包まれたなら』と口ずさんでしまいそうになる暖かな世界観は、これまでのスマホアプリにはなかった「ぬくもり」をユーザーに与えてくれる。

 

花を摘んで、弓矢で打ち抜け

 

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すごろくのマス目のようなフィールドをひとつずつタップして進んでいくこのゲーム。マス目には「花畑」やモンスターアイコンが表示されていて、一番奥にいる各ステージのボスを撃破することでステージクリアとなる。

 

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だがモンスターとのバトルの前に、まずは「花」を花畑で積んで「ピース」化し、「花ぶくろ」に入れておかなければならない。ピース化された花は種類によって攻撃、回復、防御などの力を持っていて、ピースがないとバトル自体が行えずゲームオーバーとなってしまうのだ。

 

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ピースの力を解放するには、バトル時にルーレットとして回転するピースをプレイヤーが弓矢で射抜く形になる。どの花がルーレットのどの位置に配置されるかはランダムだが、同じ種類の花が複数並んでいる場合は、攻撃、回復、防御などの効果がより強力になるため、花ぶくろに入っているピースの数などから予測して、効率のいい攻撃をしていこう。

画面左下にある葉っぱがプレイヤーの体力ゲージとなっていて、これが敵の攻撃によりなくなるか、花ぶくろの中身がゼロになったらゲームオーバーだ。

 

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ボスを撃破すると最後にバトルと同じようにルーレットが回るボーナスショットが打てる。射抜いたピースに応じて体力ゲージや花袋の上限アップ、スキルを覚えたり花の威力が増したりする。最初のうちは花ぶくろか体力ゲージのアップが無難だろう。

 

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全ステージをクリアすることで、ストーリーが進行し次のシナリオへと進むことができる。しかし序盤のうちは、進めても進めても謎が深まるばかり。村のみんなは、母親はどこに行ってしまったのか。「マユモリ」「マユゴモリ」とは何なのか。どこか「哀しさ」を予感させる切ないストーリーに、自然と引き込まれていくことだろう。

ただ、本作はいわゆる「シナリオ課金タイプ」のゲームであり、最初の3シナリオが無料で、以降は有料配信となる。試しに無料配信分をプレイしてみて、この世界観、そしてストーリーに嵌ってしまった方は是非とも課金して謎を解き明かしてみていただきたい。

 

難易度はすごく簡単だけど、ゲームシステムが…

 

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このゲームは難易度が非常に低く、本当にゲームをやったことがないような小学生のお子さんでもサクサクと進められるゲームシステムとなっている。ルーレットの回転速度は、フレン●パークだったら毎週パジェロがもらえるレベルの遅さだし、普通にプレイしていればまずゲームオーバーになることはない。

仮にゲームオーバーになったとしても、プレイしていれば自然と集まる「花の精」の力でコンティニューすることができるし、シナリオ部分を堪能してもらうためにゲーム部分でのストレスを極力感じさせないような設計を心掛けているのだろう。

ただ、だからこそいうのだが、フィールドを一マスずつタップで進めるシステムは、はっきり言って無意味だし面倒なだけ。

またメニュー部分でもピンポイントで項目に飛べず、ずらずらと表示されたメニューを必要回数スライドさせていかなければならないし、シナリオ一覧にもワンアクションでは戻れないなどなど、「気が利かない」というよりも「不親切すぎる」部分が結構ある。この辺はアップデートでバージョンアップしてほしい所だ。

しかし不満点はありつつも、これまでのスマホアプリではなかった世界観とストーリはやはり魅力的。シナリオ課金すべきかは皆様の判断に任せるところだが、無料部分でハマってしまった方には文句なしに、世界観が気になってしまった方にも、まずは無料でのお試しプレイをおススメできる一本だ。

 

タイトル マユモリ
開発 studio R.E.E.L
ジャンル 絵本チックRPG
掲載時価格 無料
公式サイト マユモリ | studio R.E.E.L

 

 

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