2013年06月10日(月) 13時39分
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全ネコが鳴いた?! 「感動」を履き違えたモノトーン調のコメディホラー『にゃんこハザード ~とあるネコの観察日記~』


ティム・バートンのストップモーションアニメ『フランケンウィニー』でのネコへの扱いに断固抗議したいなんてティム・バートン好きをアピールするネコ好きの方にお勧めの『にゃんこハザード ~とあるネコの観察日記~』をご紹介。

 

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人間とネコが織りなす感動の異種間友情

 

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帰り道で拾ったネコちゃんと一緒に暮していきながら、仲良くなることでネコちゃんが心を開き「新しい姿」をどんどん女の子に見せていく、人間とネコが織りなす「異種間の愛と友情」というジャンルを完璧に履き違えたハートフルダークファンタジーの本作。

その履き違えっぷりといったら「オリンピックの100M決勝でハイヒール履いたバカがいる」というレベルで、しかしそれでいて100Mを8秒台で駆け抜けてしまうほどのぶっ飛び加減が魅力のこのゲームは、まあやることはにゃんこをどんどん育てていくだけの、ネコ育成ゲームである。

 

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にゃんこがいる部屋の中にはエサとなるネズミがいて、ネズミをタップしてネコが食べていくと、画面上にあるハートゲージがどんどん上がっていく。ハートゲージはネコとプレイヤーの「親密度」を示していて、これがMAXとなると、にゃんこが「新しい姿」を飼い主であるプレイヤーに徐々に見せていってくれる。その成長ぶりの可愛いさったらもうすっごいんだから☆

 

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なんということでしょう。

このように製作者の精神状態に若干の懸念を覚える実に可愛らしいギミックアクション(※赤いのはトマトジュースです)とともに、ネコちゃんがどんどんキュートに育っていくのを見守るハートウォーミングなアプリである。

 

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ネズミを食べる以外でも、「ねこじゃらし」を使うことでより効果的に親密度を上げることができるが、ねこじゃらしは最大で3つまでしか持てず、消費してから回復までに時間がかかるので、ここというポイントで使うのが効果的。

にゃんこはちょっぴり恥ずかしがり屋さんで、元の姿に戻ったりするなど、常に新しい姿でいてくれるわけではないのだが、「新しい姿」でいるときに親密度を上げるとボーナスが付くので、タイミングを見てねこじゃらしやネズミ取りを行おう。ネズミは一定間隔でどんどん湧いてくるので、エサに困ることはない。

 

かゆ うま

 

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またネコが成長していくにつれ増えていく観察日記も魅力的。ネコ嫌いのお母さんがだんだんいい感じに「ヤバく」なっていくのが、昔ご近所さんがガソ●ンかぶって大騒ぎになったのを目撃したことがある筆者からしてみれば割とマジで心配。観察日記がとある飼育係の日誌のような「かゆうま」結末を迎えないことを祈るばかりです。お母さん、お願いですからお部屋から出てきてください。

 

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まあ普段から家にネズミが大量発生したり、毎日娘にロールシャッハテストでも試しているんじゃないかと思える絨毯模様のチョイスなど、ネコのせいというよりお母さんも「もともとキテいる」という可能性も捨てきれないが、それにしたってネコちゃんアバンギャルド過ぎ。

可愛いテイストと思わせながらのギャップが魅力のゲームで、ダークファンタジー感は、本当はあんま詳しくないんだけど周りにティム・バートン好きを「アピールする」ような方々なんかはおそらく大好物だろう。

本当にネコが好きな人におススメかどうかはともかく、モノトーン調のコメディホラーアニメが好きな方や、「わたしって、ティム・バートンの作品好きなんだよねぇ」と聞いてもないのにアピールしてくるタチの悪い女を狙っている男性諸氏にもおススメの一本だ。

 

タイトル にゃんこハザード 〜とあるネコの観察日記〜
開発 yuuko maebara
ジャンル シミュレーション
掲載時価格 無料
公式サイト ネコ調査委員会

 

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