2013年06月04日(火) 18時19分
  • REVIEW

もはや哲学レベル? 何がボケで何がツッコミなのか…。地球の平和を守るためツッコめ!『ツッコミ戦隊 ナンデヤネン!』

ベタに天丼、ノリツッコミ、会話の最後にゃオチつけろと芸人用語が氾濫する日本の現状をさらに鬱陶しいものにしかねない「ツッコミで地球の平和を守る」戦隊ヒーロー型フリックアクション『ツッコミ戦隊 ナンデヤネン!』をご紹介。

 

 

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地球の危険が危ない

 

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突如現れたボケまくるシュール帝国の前に、満足のいくツッコミができず滅亡の危機に瀕していた地球の平和を守るため、どんなボケでも瞬時にツッコめる「ツッコミウム」を体内に宿した5人の若者が、「ツッコミ戦隊 ナンデヤネン」として帝国との戦いに「ツッコミ」で挑む、愛と青春と平和と、友情と努力と勝利と、まあなんだ、そんな感じの本作。

登場するや否や立て続けにボケていくという、現実だったら頭痛が痛くなってツッコミどころか金属バットでフルスイングしかねない鬱陶しいシュール帝国の面々に対し、プレイヤーはフリック操作で「ツッコミ」と「ド突き」の2種類の攻撃を駆使して倒していく。

 

緊迫のハイレベル哲学バトル!

 

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このゲームには全10ステージの「ストーリーモード」と、ハイスコアを目指す「アタックモード」とが存在し、アタックモードはストーリーには一切関係なく、わらわらと登場する敵をひたすら倒していくモード。

アクション性としてはこちらのほうが高く、気軽な暇つぶしには適しているが、ハイスコアを目指すには怪人撃破が重要。

アタックモードでは、ストーリーモードで怪人を撃破しアンロックしないと出てこないので、最初は「ストーリーモード」から進めていこう。

 

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ストーリーモードでは、はじめに戦隊ものらしい各ストーリータイトルと、シュール帝国が引き起こす数々の事件の概要が表示される。クリスマスツリーのてっぺんの星がいかのみりん干しに替えられたんですか。それは大変ですね。

 

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シュール帝国の恐ろしい悪行の概要をつかんだらいよいよ戦闘開始。予想通りというかなんというか、恐ろしく高度なボケを仕掛けてくるシュール帝国。ここは自らの感情を捨てて「おのれぇっ!」と乗ってあげましょう。我に返ったら負けです。ツッコミ攻撃は左から右へのフリック。「ナンデヤネン!」

 

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あれ?

 

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うそ、何それ。えーっとちょっと意味が分からない。

ということでヘルプを確認。どうやらシュール帝国の面々が赤い文字でしゃべるときは「ボケ」で、青い文字の時は「ボケてない」らしい。

ツッコミ攻撃が効くのは相手が「ボケて」いるときであって、ボケてないときは「ボケろや!」と上から下のフリックで「ド突き」攻撃をしないといけないとのこと。間違ったら上からタライが直撃しゲームオーバー。

ボケてないならやっつける必要ねえじゃんという至極もっともな指摘はもうめんどくさいからこの際おいといてゲーム再開。

 

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なるほど、今度は赤文字でこれがボケなんですね。僕のような凡人には赤文字と青文字との内容の違いが、マ●カナやザ・た●ちの二人以上に区別がつかないのですが、それはもちろん修行が足りないからこそ。己の思慮浅薄加減を恥じるばかりです。

 

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しかしそんなお●ぎとピ●コの区別くらいなら何とかつくという軟弱ユーザーでも、とりあえず赤文字なら「ツッコミ」、青文字なら「ド突き」と覚えておけばサクサク進む親切設計。あっという間に戦隊ものお約束の造成地で怪人との対決。ヒーローらしく華麗にツッコんでいく。

 

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怪人は最後にトドメのフリックアクションを決めなければならない。画面の指示通り、左から順番にフリックしていくと、怪人が爆発して見事勝利。ステージクリアとなる。

 

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怪人に勝利すると、本当のバナー広告と一緒に番組提供(本レビューでは広告部をブラックアウトさせていただいております)が表示され、「次回予告」を選択することで次のステージのあらすじを見ることができる。この広告の出し方はなかなかよいと思う。

このようにストーリーモードでは全10ステージクリアを目指していき、危険が危ない地球の平和を守っていくのだ。

 

狙ってるなら天才だなと思いました

 

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さて、いろいろと茶化しているが、戦隊ものと漫才のお約束を取り入れたゲーム内演出のくすぐりが非常に凝っていて、隠しキャラも存在。各怪人にはきちんとキャラ設定があるようで、ネタに至ってはアニメネタ、ドラマネタ、CMネタなど500本以上用意しているという力の入れよう。

ユーザーにとっては気軽に遊べる仕様でありながら、手抜きどころかきっちりコア部分に力を入れたフリックアクションゲームに仕上がっている。

ただ、力を入れている部分だからこそ、一つ確認したいこともある。

 

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筆者はiPhone4 S(iOS6.1.3)でプレイしたのだが、2ステージ目の怪人戦で、ボケのテキストが反転しているという、もはやバグなのか狙ったボケなのかすら判断できない高度すぎるネタが登場。哲学領域まで突き抜けている意味不明さに正直一番笑った。

狙っているとしたら天才だが、バグならせっかくネタ考えた人がカワイソウなので直してあげてくださいね。狙ってるって押し切るのもアリだと思うけど。

日頃から「オレってツッコミタイプなんだよね」なんて頭の痛いこと吹聴している方々はもちろん、お笑いサービスの「ボケて(bokete)」で一度も星3つの評価をもらったことがない方、twitterでつぶやくネタを探している人などにもおススメの一本だ。

 

タイトル ツッコミ戦隊 ナンデヤネン
開発 Alleyoop Co., Ltd.
ジャンル ツッコミフリックアクション
掲載時価格 無料
公式サイト Alleyoop Co., Ltd.

 

 

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